トランプ大統領、「マクマスター解任」の狙い

3人目には強硬派のボルトン氏が就任

3月22日、トランプ米大統領は22日、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任し、後任にジョン・ボルトン氏(69)を充てるとツイッターで明らかにした。米メリーランド州オクソンヒルで2017年2月撮影(2018年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 22日 ロイター] - トランプ米大統領は22日、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任し、後任にジョン・ボルトン氏(69)を充てるとツイッターで明らかにした。

今月13日のティラーソン国務長官解任に続く今回の人事は、北朝鮮の金正恩労働党委員長との首脳会談が見込まれる中で、トランプ氏が自身の考えに同調する傾向が強い補佐官を登用していることを意味する。

あるホワイトハウス高官は「この問題について双方が協議していた。憶測が続くよりも新たなチームに代わることが重要だと両者が考え、予定が早まった」と明かした。

ボルトン氏はイランや北朝鮮に対する軍事力行使を支持するタカ派で、ロシアに対しても強硬路線をとっている。トランプ氏にとってはこの1年2カ月で3人目の国家安全保障問題担当大統領補佐官となる。

ジョージ・W・ブッシュ政権下で国務次官(軍備管理担当)を務めた際には2003年のイラク侵攻を主唱。ここ数年は保守派の論客として北朝鮮の核問題に対して強硬姿勢をとるよう主張しているほか、15年のイラン核合意の破棄も訴えている。

オバマ前政権で国防副次官補(東アジア担当)を務めたエイブラハム・デンマーク氏は、ボルトン氏について「北朝鮮に対する先制軍事攻撃を長らく提唱しており、この任命はトランプ大統領がこうした選択肢になおオープンだということを強く示している」と指摘。

また「中国に対してより対決的な手段に出ると考えておくべきだ。貿易戦争はより広い地政学的競争の始まりかもしれない」との見解を示した。

*内容を追加しました。

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