「貯金」と「ダイエット」両方で大成功する方法 まったく正反対のようで、実は共通点が多い
おカネのピンチに遭遇して初めて考えるのではなく、「健全にお尻に火をつける」には、ライフプランシュミレーションを行うことがおすすめです。今はおカネに困っていなくても、人生全体を長い視点で眺めていると、ピンチが発生するかもしれない場合、前もって発見することができます。
たとえば、日本FP協会は、簡易なライフプランシミュレーションが行えるサービスを提供していますので、ぜひ試してみて下さい。また、手書きでもいいですし、エクセルなどのソフトを使って、将来おカネがかかる時期を一つひとつ書き出して、おカネの残高がどう増えるのか減るのかを計算してみることも有効です。
「買ったらどうなる?」と未来を想像することで変わる
実は、今回アプリを使ってダイエットをする際は、食べたものをあとから記録するだけでなく「もしランチでこれを食べたら、夕食の時にとっても良いカロリーはいくらだろう?」と先に入力することも試してみました。たとえばハンバーグなど「ちょっとボリュームのあるランチを食べたら?」と入力すれば、夕食時の「残カロリー」があまりに少なくなったりします。このようにして、ランチの内容を軽いものに何度も変更しました。
このことは、おカネで言うと、「今これを購入することで、今月の家計は厳しくならないか。それとは引き換えに、ほかの何かを我慢できるか」と考えることに似ています。買い物では、「これはいい!」というアイテムを見つけた瞬間、欲しい気持ちがぐっと高まります。しかし、その結果、手持ちの資金がどうなるのか、それを買うことはどれほど効果があるのかを熟考すると、本当に買いたいものは意外と少ないものです。「本当に買って良いのか?」と購入前に一歩立ち止まるだけで、飛躍的に貯金ができるようになります。
まずは、貯めてみる。ダイエットと同じように、つねに関心を寄せていさえすれば、必ず結果はついてきます。え?「6キログラムやせたといっても、もとから10キログラム太ったわけだから、まだもとどおりになっていないでしょう?」ですって? そのとおりです! 私もあと、4キログラムの減量を頑張ろうと思います。もし読者の皆さんの中で、貯金に行き詰まっている読者の方がいれば、一緒に成功を目指して励まし合えると、とてもうれしいです。
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