仕事ができない人は一流を手本にできてない 正しい「型」を身につけなければ成果は出ない
平昌オリンピックで日本選手団は過去最多の13個のメダル獲得と大躍進しました。今回の冬季五輪の選手の方々をはじめ、一流と呼ばれる選手には、それぞれ独自の「型」があります。
たとえばスピードスケートの小平奈緒選手は、オランダ留学時に「怒った猫のように両肩を上げなさい」と指導された独特のフォームで、500mで金、1000mで銀と2つのメダルを手にしました。ほかには、ラグビーの五郎丸歩選手のプレースキック、野球のイチロー選手が以前に駆使していた振り子打法や、少し古いですが野茂英雄選手のトルネード投法などが、「型」のわかりやすい例でしょう。
一流選手は、こうした自分の「型」を非常に大事にします。そして素振りなどの「フォーム練習」が重要視されます。それも、何度も何度も繰り返して、まさに動きの「型」を体にしみ込ませていきます。また、プロのアスリートの方々は、一流となった現在でも、フォーム練習を欠かすことはありません。それはなぜでしょうか?
「型」は、実証されてきた成果を出すための方法論
結論から言ってしまうと、フォームとは、実践知や理論的な研究から実証された、「再現性をもって、最も成果を出せる方法論」だからです。そのフォームを反復練習して、「考えなくとも実践できる」状態にまで習熟度を上げることで、限られた時間の中で、わずかな瞬間も浪費することなくパフォーマンスを発揮しているのです。
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