東京の「独身が住む区」は男女でこんなに違う

江戸川・葛飾・足立区は断トツで「男余り区」だ

次に、年代別に見てみます。50歳時点の未婚率である生涯未婚率が急上昇したのは1990年代からですが、1995年と2015年とで、男女別各年代別で未婚の単身者の増減について表したのが次のグラフです。

実は、20代の未婚単身者は男女とも減少しています。晩婚化が進む中で意外な気もしますが、少子化に伴う若年層の人口減少、かつて集団就職などで大挙上京した20代層の減少、そもそも20代のうちに都内で一人暮らしをする経済的余裕がなくなった……などいろいろと要因は考えられます。

一方で、男女とも35歳以上の年代はすべて未婚単身の比率が増えています。男性は50代での未婚単身者の増加が顕著ですが、女性の30~40代の未婚単身者の増加率が抜きんでています。40代前半の女性は20年前より2.5倍近くに増大しています。

なぜ、東京に住む40代の一人暮らし未婚女性がこんなに増えたのでしょうか?

男余り区と女余り区がはっきり分かれた

そこで、40代の未婚単身者が23区のどこのエリアに住んでいるかを調べてみました。各区単位で未婚単身男女の人口比(男/女)を算出し、女性比率が高い指標はマイナス表示としています。

こちらを見ると、ある傾向が見えてきます。男性が多いのは古き良き下町、女性が多いのは洗練されたおしゃれな町。もっと言えば、男性が多い江戸川区、足立区、葛飾区などのエリアは、どちらかというと一般的に家賃が低い場所であるのに対して、女性が多いエリアは、目黒区、中央区、港区など家賃が高いエリアと言えます。これは、40代だけの特徴なのでしょうか?

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