簡単!部屋が散らからない人の「習慣とコツ」 ライフハックの達人の整理整頓術

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空間を意識して整理をしているし、毎日少しずつものを捨てていても、どうしても捨てられないものが増えてゆく――。そうした場合には最終手段があります。「置き場所を借りてしまう」という方法です。そこまでして、と思われるかもしれませんが、捨てられないのなら仕方がありません。

『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

たとえば寺田倉庫が運営しているMinikuraというサービスでは、箱一つ分の荷物を預けることができるminikura HAKO(月200円)と、箱の中身を30カットの写真でウェブ上から確認できるminikura MONO(月250円)というサービスを提供しています。たとえば小さな物置きの内容量に相当する10箱分の荷物を預けたとしても月額2000~2500円です。普段は利用しないものの、捨てることができないコレクションなどを保管するのに最適なのです。

手元に置くのでも捨てるのでもない第3の選択があるだけで、必要に応じて、いくらでも、少ない手間で荷物を預けて運用することが可能になります。

空間を意識することで整理整頓に利用できる

ここまで紹介したとおり、私たちの身の回りには空間を意識することでまだまだ整理整頓に利用することができる場所が残っています。

また、デジタル化できるものはどんどんデータ化することで部屋から追い出すこともできます。これもまた、部屋という空間のなかにどれだけの情報を置くかを意識する習慣といっていいでしょう。

ぜひここで紹介した例を参考に、快適で利用しやすい部屋やオフィスを実現していただければと思います。

堀 正岳 Lifehacking.jp運営者

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ほり まさたけ / Masatake Hori

研究者・ブロガー。北極における気候変動を研究するかたわら、ライフハック、IT、文具などをテーマとしたブログ「Lifehacking.jp」を運営。知的生産、仕事術、ソーシャルメディアなどについて著書多数。理学博士。著書に『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』『知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略』『仕事と自分を変える「リスト」の魔法』(以上、KADOKAWA)がある。

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