簡単!部屋が散らからない人の「習慣とコツ」 ライフハックの達人の整理整頓術

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机の上や棚といった場所は、いったんなにかを置けば、その上には別のものは置くことができなくなります。有限のリソースなので、注意しなければいけません。

見過ごされがちな「空中」を利用した収納(筆者撮影)

そこで考えたいのが、見過ごされがちな「空中」の利用です。壁面、棚の側面、机の裏側といった場所のすべてにフックを用意して、机の上に出しっぱなしにしがちな鍵、文具、充電ケーブルといったものを掛けておけば、表面を開放すると同時に、身の回りのものの定位置を決めることができます。

また、ホームセンターなどで売られているマグネットシートを書棚の側面や机の足元などに貼り付け、小物入れの底に強力なネオジウム磁石を仕込むことによって、重力に反して空中にものを貼り付けて整理することができます。

たとえばティッシュの箱の底にマグネットシートを貼り付けて、机の裏側に貼り付けておくことで貴重な表面の場所を節約することも可能で、アイデア次第で応用範囲は広いテクニックです。

縦に置くものは横に、横のものは縦に

磁石を利用する方法以外にも、空間を意識した整理方法は他にもあります。たとえばケーブルや、電源アダプタ、薬といった小物は、どうしても引き出しのなかで横方向に平面を埋めがちです。

立てて整理することで、スペースを有効活用できる(筆者撮影)

そこで、無印良品のEVAケースを利用すると、小物を本や書類のように立てて管理することができるようになります。ものが横に置かれがちな冷蔵庫の中も、バスケットを利用して立てて整理することで、スペースを有効活用することが可能になります。

逆のケースもあります。たとえばワインボトルのように縦に置くことが多いものは、転がらないようにスポンジに切れ込みを入れ、ボトルの首をそこにはめ込むようにして置くことで冷蔵庫のなかや、棚の上に転がらないように横にして管理することができます。

「横に広がって場所をとるものを、縦にする方法はないか?」「縦に入れて邪魔なものは、横にする方法はないか?」――こうした視点を持つことで、空間を立体的に利用した整理整頓ができるようになるのです。

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