「犬」にまつわる英語はこんなにも辛らつだ 「落ちぶれる」「だめになる」…?

✎ 1〜 ✎ 43 ✎ 44 ✎ 45 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
Do you want strong tea or coffee? Or the hair of the dog? 濃いめのお茶かコーヒーを飲みますか?それとも迎え酒にしますか?

研修生に説明をしたあとで、Do you really think the hair of the dog cures a hangover? (本当に迎え酒が二日酔いに効くと思う?)と尋ねると、Of course! (もちろん!)と言って、Gin works the best. (ジンがいちばん効く)と教えてくれました。Well, I took it with a grain of salt. (まあ、話半分に聞いておきました)

戌年生まれは頑固!

さて、「戌年生まれは正直者」と言ったジョンが Do you really care what animal it is each year? (毎年、何の干支なのか、そんなに大切なの?)と聞いてくるので、筆者は年賀状を書くときしか気にしないと伝えました。

あとは、自分の干支の話のときに、話題にあがるくらいですよね。すると、「ふーん」と言いながら、

What’s your Chinese zodiac sign? 干支は何?

と聞くので、I’m a Rat. (子年)と言うと、

Rats are stingy. 子年はケチ

と悪いほうの性質を挙げるではないですか! They are thrifty! (倹約家!)と言い直して、ついでに、

Rats are smart. Dogs are stubborn. 子年は頭がいい。戌年は頑固

と負けずに応戦すると、肩をすくめながらスルーされてしまいました。血液型や星座で性格占いのようなものはよく見かけますが、干支の性格占いって、ふだんそんなに目にしない気がします。しかも、まさかのアメリカ人から指摘されるのはかなり新鮮でした。ちなみに「子年は頭がいい」というのは、筆者のまったくのでっちあげなので、本当にそう言われているのかどうかは不明です(笑)。

ジョンに、干支の順番の由来と言われる、動物たちの競争の話を聞いたことがあるか尋ねると、知らないようでした。せっかくなので、ざっと話してあげると、案の定「ネズミがウシの背中に乗って、ゴール直前で先にゴールイン!」のくだりをかなり気に入ったよう。「本当にネズミはひどいね!」と、また冗談半分に批判されてしまいました。

次ページしつけに使う指示語を英語でなんと言う?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事