② ショートリスト(選択肢)作成
ロングリストの中から、比較検討に値するものを選定していきます。たとえば価格や用途など一定の条件を決めて、スクリーニングしていきます。
ショートリストはロングリストから自分が重要視する基準で検討に
たとえば先ほどの例のように資格の勉強をしたい場合。授業料や地理的な条件などで絞り込みます。比較サイトなどがある場合には星が3つ以上のものなど第三者のス
いきなり選択肢を決めるのは、自分が何を求めているのがわからないフラフラ型の方には非常に難しいのでロングリストを作成したうえで絞り込んだ選択肢のほうが納得感につながります。
選択肢そのものへのアドバイスは極力受けない
③評価軸を決める
選択肢を洗い出した後は、それを評価するための評価軸を決めていきます。就職先であれば、給与、福利厚生、働きやすさ、将来性、自分のスキルとの適合度……など重視する評価軸と点数の基準を決めます。基準は100点満点としたり、5段階評価などが良いでしょう。
ここでは、経験者のアドバイスを求めることもしてみましょう。アドバイスをもらうときに注意したほうがよいのは、「どの選択肢がいいでしょうか?」という答えを求めてはいけないということです。「何を重視すべきか?」という評価軸に対するアドバイスをもらうべきです。自分では軽視していた評価軸が実は思いのほか、重要であることがあるからです。
また、選択肢そのものへのアドバイスは、その後の意思決定を複雑にすることにもつながります。「XXさんに薦められた選択肢A」となると、「これを選ばないとアドバイスを無視することになるのでは……」など、選択肢そのものの評価ではなく、無意識のバイアスがかかることがあるからです。依存体質のナヨナヨ型の人は特に注意が必要です。
実際に企業内での検討になると、どの案を誰が推しているかという顔色をうかがって妥当なものを選びにくくなることが非常に多いのが現状です。そうならないためにも選択肢そのものへのアドバイスは極力受けないことを意識しましょう。
④重み付けをする
評価軸を決めたら、各軸の重み付けをします。評価軸すべてが同等に重要であることはまれですから、給与が最も重要ならば50%の重み付け、次は将来性に20%、働きやすさが10%……など重要度のウェートを決めるわけです。こうすると各選択肢を総合的に評価することができます。この重み付けのアドバイスをもらうときの注意点も評価軸と同様です。
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