ダークツーリズム?被災地ツアーで考えた

ヤフー社員、今度はツアコンに

現在、被災地各地にさまざまなツアーが存在するが、最近はいろいろ課題も出てきている。被災地ツアーというコンテンツ自体、震災後たくさん企画され、飽きられてきていたり、皮肉なことに、震災の爪痕が減りつつあってある意味で見どころが減っていたり、集客も難しくなってきている。

「新たな価値作り」。これこそが最大のテーマかもしれない。

以前、新しい「6次産業」の話をしたが、今回のツアーはその“6次化”にも大きなヒントとなった。

たとえば漁業体験の後、自ら収穫した海産物を加工会社に持参し、缶詰などに加工してもらうサービスなんてどうだろうか。漁業体験をした日付と名前などを刻印した缶詰がもらえたら、特別な経験になるはずだ。漁業の構造にも関心をもってもらえるだろうし、新しい価値の提供につながるだろう。

観光産業としてみれば、僕らなんて素人同然だけど、とにかく被災地に一度来てもらって、何かを感じて、持って帰ってもらって、その後も東北・被災地とつながる。そんなことを目指したい。交流を育むことで、予想外の化学反応が起こったり、型破りな企画を生みだしていったり……。そんな展開があっても面白いんじゃないかと思っている。

人を連れて来る、つなげる、ということもわれわれのミッションなのではないか。ヤフー石巻復興ベースのみんなや経営陣までもがそういう結論に達した。そして生まれたのが、ヤフーが他社の協力も得ながら、総力を上げて開催するイベント「ツールド東北」なのだ!これは本当にすごいですよ。壮大ですよ!(つづく。時期を見て……)

(構成:渡部由美子)

 

 

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