ジンバブエのムガベ大統領、ついに辞任 37年間の統治に幕
[ハラレ 21日 ロイター] - ジンバブエ議会のムデンダ議長は21日、ムガベ大統領(93)が辞任したことを明らかにした。
ムガベ氏は1980年の独立以来37年間実権を握っていたが、前週に軍が蜂起。同氏が辞任要求に応じなかったことを受け、与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU─PF)は同氏に対する弾劾決議案を議会に提出し、議会で手続きが始まった直後にムガベ氏は辞任を表明した。
ムガベ氏は辞任を表明する書簡で後任は指名せず、ムデンダ議長は22日までに後任が決まるよう法的手続きを進めていることを明らかにした。
首都ハラレではムガベ氏の辞任を受け、車のクラクションを鳴らすなどして同氏の統治が終わったことを歓迎する国民の姿が見られた。
ZANU─PFの幹部がロイターに明らかにしたところによると、ムガベ氏に第1副大統領職を解任されたムナンガグワ氏が22日か23日に、次期大統領に就任する。
同国では、ムナンガグワ氏の更迭を受けて、軍が蜂起していた。
ZANU─PF幹部によると、ムナンガグワ氏は次期選挙まで、ムガベ氏の残りの任期を務める。次期選挙は来年9月までに実施する必要がある。
*内容を追加しました。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら