明治大学は「ディズニー留学」で単位も給料も

バンカラ校が「女子高生の憧れ」になった理由

2015年にディズニー留学を果たした学生に話を聞くことができた。国際日本学部4年生の佐藤美咲さん(仮名)だ。やはり高校生のときに、プログラムの存在を知ったという。

「受験生向けに配布されるパンフレットを通じて知りました。インターンシップで海外に行ける、しかもディズニー・ワールドというのは、高校生にとっては夢の世界で、本当にびっくりしました」

入学後、6月に行われたオリエンテーションでは、実際にディズニー留学した経験者からの話が聞けたという。楽しいことばかりではない。厳しさも聞いたと語る。

「周りはみんな外国人、という異文化の中で仕事をしないといけないわけですよね。それが半年続くんだ、と。でも、ディズニーだからきっと楽しいはずだと、もう完全に思い込んでしまっていますから(笑)。11月の英語の試験に向けて、絶対にクリアするんだ、という強いモチベーションがみんなにありました」

佐藤さんは、学部内の海外からの留学生とお互いに語学を教え合うカンバセーションパートナーというシステムも使いながら、見事、英語の基準をクリア。翌年春のリクルーター面接を受けた。この留学には家族も賛成してくれたという。

「おカネを稼ぎながら、というところが、このプログラムの大きな魅力です。私は奨学金を借りながら大学に行っていましたから、それなら大賛成だ、と。留学だけだと300万円はかかりますので、おカネの面でも両親はよかったと言ってくれました」

切り替えができるなら、どんどん遊べ

2年生の夏に出発。半年間のアメリカ生活が始まった。フロリダ州立大学の授業の後、ディズニー・ワールドへ。隣接しているゲーテッドハウジングと呼ばれる24時間セキュリティ付きのアパート群の中に分宿し、これが寮になった。世界中からやってきた学生と一緒に生活し、仕事をするのだ。

佐藤さんは、パーク内でスナックを売る係と、ホテルのレストランでウエートレスをする係、2つを経験した。週7日のうち5日、仕事に出る。

「朝番と夜番などで1日8時間のシフトが組まれていて、寮からシャトルバスに乗って仕事に向かいます。働いている人は、園内のフリーパスがもらえます。仕事が終われば、ほかのディズニーパークにすぐに遊びに行けるので、これがまた楽しみでしたね」

こうして楽しみを持ちながら仕事をする、というのも、アメリカらしさだと感じたらしい。

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