ダメな営業は5W1Hの質問がわかっていない 意図と狙いを明確にして情報を聞き出そう
では、どのような質問を使えば話が続くのでしょうか?
それは、「オープンクエスチョン」を使えばいいのです。
具体的な内容を聞き出す
●オープンクエスチョン
「はい」「いいえ」で答えられない質問のことを言います。
質問:今日の朝ごはんは、何を食べましたか?
答え:パンと玉子焼きです。
というように、具体的な内容を聞き出すことができます。
この会話だけでは、ひと言で終わっているような感じに見えますが、「何を食べたのか?」がハッキリしました。営業の商談の場面でも、相手のニーズをつかむためなど、相手から情報を引き出すには、必須のスキルなのです。
さきほどの会話で、どのように話を展開していけば、話がつながるのでしょうか?
質問:今日は暑いですね。暑いとき、体調管理はどうされていますか?
答え:確かに、暑いですよね~。エアコンの温度を下げすぎないように気をつけていますよ。
質問:最近、忙しいですか? どんな仕事が特に多いのですか?
答え:はい、忙しいですね~。もうすぐ新製品が出るので、そのテストと検証作業に追われています。
というように、「オープンクエスチョン」を使うと、「はい」「いいえ」で答えられないので、話は続くようになります。特に、その中でも、「5W1H」を使って質問すると、話しが深まりやすいです。
5W1Hとは、ご存知のように
・Who だれと?
・Where どこで?
・Why なぜ?
・What 何を?
・How どうやって?
です。
例えば、
質問:昨日の夜、何を食べましたか?
答え:カレーです
という会話になったとします。
人は、言葉を省略する生き物です。なので、普段からこれだけで会話が成り立ってしまいます。日常会話や慣れた人との会話の場合は、「なんとなくの雰囲気」で理解できてしまいます。ですが、ビジネスの現場では、勘違いをして間違えてしまう原因にもなるので要注意です。