借金がバレた!29歳「結婚破談女子」の大誤算 努力の方向を誤ると、その先は「カネ地獄」

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利用した方も多いと思いますが、「おカネはないけど、高額なものが欲しい」というときに利用しがちなのがクレジットカードの「リボ払い」(正式名称はリボルビング払い)です。リボ払いは、いくら高価な買い物をしても、毎月支払う金額が一定で済むところが特徴です。たとえば、30万円の高額なブランドバッグでも、毎月5000円ずつ支払うという具合に無理のない範囲で支払うことができます。

一見よさそうに見えますが、リボ払いは利用残高の全体に対して実質年率15%程度の金利手数料がかかる仕組みなので、元金はなかなか減らず、完済までの金利手数料も莫大になります。さらに、支払い終了時期がいつになるか、わかりづらいという難点もあります。

では実際、金利15%のリボ払いを利用した場合、いくら支払うことになるのでしょうか。たとえば、手数料率15%のリボ払いを利用し、30万円のバッグを購入したとします。毎月の返済金額を1万円(元利定額方式)とした場合、支払総額は約37万8000円、手数料だけで、約7万8000円も支払っていることになります。ちなみに返済回数は38回です。つまり、返済が完了するまでに3年以上かかってしまうということ。支払いが終わる頃には、もうそのバッグは使っていないかもしれませんね。

月返済5万円、借金150万円。結婚前に彼氏に告げると…

Dさんは、バッグからエステ代金まで、次から次へとリボ払いで済ませていたので、いつのまにか月々の返済金額は5万円に膨らみ、借金の総額も150万円になってしまいました。手取り20万円のDさんにとって毎月5万円の返済は相当きついですよね。

実は、Dさんの努力が実り、リボ払いの支払いをしている最中に、高収入のイケメン歯医者さんの彼氏ができました。お付き合いも順調に進み、結婚することも決まったのですが、Dさんは、彼に借金のことを言えずにいました。

いよいよ結婚式の日程を決めるというときになって、Dさんは、意を決して、彼に借金があることを告白しました。優しい彼のことだからおそらく許してくれるだろうと思っていたそうですが、彼の答えは「結婚は白紙に戻して、別れよう」というもの。

彼は奥さんになる人には、良妻賢母を求めており、おカネにだらしなくなくて、家計も安心して任せられる人がよかったのです。高収入の彼氏をゲットするために借金までして頑張っていたDさんですが、結末はとても悲しいものになりました。

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