91歳江沢民元国家主席の巨大虫眼鏡が話題に 第19回共産党大会に見た中国らしさ

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習近平総書記の演説原稿を虫眼鏡で見る江沢民氏。人民大会堂で18日撮影(2017年 ロイター/Jason Lee)

[北京 18日 ロイター] - 演説は長く、出された飲み物は倹約的だったが、河北省から来た共産党職員のZhang Weiguo氏は感激していた。

写真は党大会の会場に到着した少数民族の代表者(2017年 ロイター/Tyrone Siu)

「非常に説得力があり、感染力もあり、論旨が一貫していて、聴衆を盛り上げる力があった」と、Zhang氏は党総書記の習近平国家主席が人民大会堂で3時間半近い演説を行い、第19回党大会の開幕を宣言した後に語った。

「すっかり影響され、限りなく士気が高まって会場から出てきた」

中国共産党大会は、風船が舞い、聴衆の大歓声でロックコンサートのような盛り上がりをみせる米国の民主党や共和党の党大会とは全く様子が異なる。

まるで学会のような雰囲気

人民大会堂で開かれた党大会の出席者(2017年 ロイター/Thomas Peter)

ほとんどの出席者は地味なスーツを着て、一斉に演説原稿のページをめくり、合図で礼儀正しく拍手した。まるで学会のような雰囲気のなか、5年に一度開催される中国最重要のこの政治イベントは幕を開けた。

これが、中国的な特徴を持った党派政治というものだ。中国の少数民族の代表者は、いつものように民族衣装で出席することを義務付けられた。手の込んだ民族帽をかぶった人も少なくなく、報道カメラマンがその周りに集まっていた。

オリンピック選手の出席者は、中国チームのジャケットを着用していた。軍人や警察官は、男性も女性もピシッとした制服姿だ。習氏を含めた出席者全員が、赤い氏名バッジを身に着けていた。

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