日本バスケ界の至宝、24歳富樫勇樹の頭の中 Bリーグで躍動、東京五輪に向け語ったこと 

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――富樫選手にお会いする前は、日本人的な方だと思っていました。

いやいやそんなことないですよ。試合中になんか言ったりしますもん(笑)。アメリカ人のように暴力的に言うことはないですけど。実際、高校時代も、2回目にアメリカ行ったときもスゴイ言われましたからね。まずこの身長ですし、アジア人なんていないですからね。高校のときも、観客のヤジで「あのちっちゃいアジア人のところを攻めろー」と言われたこともありましたもん。

取材当日の練習時にはフリースローや3ポイントシュートが次々とリングに吸い込まれていった(撮影:佐藤主祥)

――2020年の東京オリンピック出場を期待されています。そこに向けての課題はなんですか。

フィジカルを鍛えることはずっと言われていることです。ディフェンスではあまり貢献できなくても、オフェンスの方でもっとアグレッシブにゴールに向かって、個人技を磨いていきたいです。

個人のレベルアップをやっていかないとチームのレベルアップができないということは2014年のアジアカップのときから、今もずっと言われていることなので、そこは意識してやっています。

休日にバスケする感覚の方がうまくいく

――注目されていることがプレッシャーに感じるときはありますか。

言い方悪いですけど、休みの日に遊びにきた感覚でリラックスしてやる方が良いプレーができます。もちろん、試合で勝たなきゃいけないと集中もしていますけど。休みの日にみんなでバスケをしている感覚でやった方が自分らしい良いプレーができると思うので、そこは意識しているというか、緊張というのもあまりしないタイプだと思います。

千葉ジェッツふなばしは千葉県船橋市がホームタウン。ホームコートの船橋アリーナには各選手のサインが飾られている(撮影:佐藤主祥)

――今シーズンの見どころを教えてください。

千葉ジェッツは走るチームだと去年のシーズンからも感じてもらっているし、そこは魅力だと思います。

千葉はブースター(ファン)がすごく多いと有名で、演出もつねに進化しているチームだと思うので、来ていただけたらバスケの試合はもちろん、試合以外でも楽しめると思います。ぜひ1度観戦に来てほしいです。

池田 鉄平 ライター・編集者

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いけだ てっぺい / Teppei Ikeda

Jリーグ、国内、外資系のスポーツメーカー勤務を経て、ウェブメディアを中心に活動。音楽一家で育ち、アーティストとしてインディーズでアルバムリリースも経験。スポーツ、音楽、エンタメを中心に取材活動を行っている。

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