最近、コンピュータ関連の展示会に足を運ぶと、IoT(モノのインターネット)とAI(人工知能)が大流行していることがわかります。IT・電機メーカー各社は、こぞって車載センサーや、工場で使うセンサーなどを展示しています。
これらのセンサーを自動車に搭載するのが、今の流行です。その目的は、安全運転のために運転手をサポートすること。スピード監視はもちろん、運転手の顔をつねにカメラで撮影し、居眠りしているかどうか、スマートフォンを操作中かどうかなどの、ドライバーの状況を検知して警告を行うシステムもあります。
近い将来、運転手の状況を分析し、「居眠りを検知しました」という警告メッセージと同時にシートがぶるぶる震えるような仕組みができるかもしれません。それでも、覚醒しない場合には、自動運転モードに切り替わって安全に路肩へ停車する、ということもできるようになれば、悲惨な事故が減るかも。自動運転機能が当たり前になる時代は、そこまで来ています。
とはいえ、気になるのが車内のやかましさ。今でも車を運転していると、「ETCカードが挿入されていません」「急ハンドルを検知しました。安全運転を心掛けてください」などなど、ダッシュボード周辺からは音声がひっきりなしに流れてきます。音声や電子音が重なり合うこともあり、かなりやかましく感じられます。
さらに「ここから先5キロメートル、道なりです」などのカーナビの音声ガイドも加わるので、車の中はとてもうるさい。安全な運転のためには必要なのですが、のんびり静かにドライブできていた頃を懐かしむドライバーも多いのではないでしょうか。
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