仕事のできない人は「美意識」がわかってない 外見、心、所持品の3つに配慮を行き届かせよ

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所持品の美意識を考えるうえで、カバンの中に入れておくといいものがあります。それは「人に貸せるハンカチ」です。相手がすごく多忙な人で、時間に追われ、小走りで商談場所に来るかもしれません。汗をかかれて拭くものがないかもしれませんし、また商談中にアイスコーヒーがはねてしまうこともあるかもしれません。それで相手が困ることだってあり得ます。

そんなとき、さりげなくスッと差し出すキレイなハンカチは、相手に強い好印象を残します。難しければ、ポケットティッシュでもかまいません。たった一つのアイテムですが、それがキレイで人に見せられる状態であれば、その人の行いや性格、仕事への評価などすべての信頼性が増すものです。

所持品を変えて業績がアップしたOさん

『きれいでなければ稼げません』(WAVE出版)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

営業成績が年間8台という自動車のセールスマンだったOさん。身の回りのことに気を遣わないOさんは、1000円の理容室で髪を切り、爪を噛むのでボロボロ、所持品にはこだわらずおカネをかけたくないと、ディスカウントストアで購入した100円の名刺入れと2000円のカバンで営業をしていました。もちろん手入れもしないので、名刺入れもカバンもボロボロです。そんなある日、高級車の商談にきた企業経営者に指摘されたそうです。

「『高いものを持て』とは言わないけど、少なくとも、会社を代表して商談をするのに、その名刺入れをみたら話をする気持ちがなくなってしまいました。新しい車に乗ろうという意欲が低下してしまいました。もう一度だけ時間を取りますから、せめてキレイに整えた状態で向き合ってほしいです」

そこでOさんは、高級ブランドの正規ショップに行き名刺入れを購入しました。そして、そのブランドショップの対応や所作の一つひとつに感動し、爪を噛むのをやめ、所作に気を配り、日々、身の回りを整え始めたそうです。
それから約半年、以前は営業努力と反比例していたセールス実績は正比例しうなぎのぼりになったそうです。もちろん、その後、Oさんに指摘をしてくれた社長との商談も締結。以来、長きにわたる得意先となり、見込み客をたくさん紹介してくれたそうです。

「3つの美意識」が、一期一会の価値を最大化する

人は人との出会いによって成長します。今日会う人が、人生を変える運命の人だという可能性だってあります。すべては一期一会。その出会いの数十分を、誰でもできる心づかいで、最高の瞬間にするのが「3つの美意識」を整える目的です。

渡辺 ゆきよ ユキワタナベビューティープレゼン代表

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わたなべ ゆきよ / Yukiyo Watanabe

月間売上1000万円を越えるエステサロンを出し続けるカリスマ店長を経て美容家として独立。エステサロンのプロデュースやコンサルティング、人材育成の講師を務める。

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