仕事のできない人は「美意識」がわかってない 外見、心、所持品の3つに配慮を行き届かせよ
この『心の美意識』は、すでに活躍している成功されているという方も実は注意です。
成功したり実績がついてきたりすると、知らずに人を大切に扱わなくなることがあります。これは、あなたがどんなに繕っていても必ず相手には伝わります。
友人から聞いた話です。彼はある日、突然、事業家として大成功しているYさんとの取引を白紙にしました。理由を聞くと次のとおり。Yさんの会社の周年パーティーに参加した時のことです。
Yさんは、笑顔で親切に参加者と接しているようには見えましたが、そこで交換した名刺を、そばにある机に無造作に置いていたそうです。
ある人はYさんに新商品のパンフレットを見てほしいと持ってきたのですが、Yさんはまともに見もせずに乱雑に半分に折り、また机に無造作に置いていたそうです。
ある人は、「これプレゼントです」とYさんのお気に入りのアーティストのCDを、素敵なラッピングをして渡しましたが、Yさんはプレゼントの上に自分のワインを置いていたそうです。
新商品のパンフレットはちょっと売り込みが強かったのかもしれませんが、友人はそういう態度の裏側にあるものを感じたようです。
何人もの仲間がそのような光景を目にして、Yさんの人格に疑問を持ち始めたのです。そして、それから友人と友人の仲間は次々に取引をやめていったというのです。
このように「心の美意識」は自分でも気づかないうちに相手には伝わっているものなのです。
【所持品の美意識】鞄の中をお客様に見せられますか?
最後は「所持品の美意識」です。取引先に訪問した時、カバンから書類を出すことがあるでしょう。そのとき相手の視線はいやがおうにもカバンに向かいます。まったく整理されていないごちゃごちゃとした中身だったら、それが相手の目に入る可能性もあります。
相手はどう思うでしょうか? 少なくても、いい印象は抱かないでしょうし、こちらから渡したものも、その「ゴチャゴチャ」の中に入れられるのかと思うと、雑に扱われている気すら起きるでしょう。
鞄は持つ人の心そのものです。つねに相手に見せられるよう、隠し事なく、正直に、整理しておくのがベストです。鞄の中身が乱れていると、仕事も乱れがちです。きちんと整理して、スッキリとした状態でビジネスに向かうことが、うまくいく秘訣の一つです。
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