「短所が長所に見える」最高の伴侶の見つけ方

36歳野心家OLが探し当てた「同族のお相手」

かなりニッチな市場でも、ガッツのある秀子さんはあきらめなかった(イラスト:堀江篤史)

「20代の頃は野心満々でした。大学受験に失敗したあたりから失敗だらけだったので、チャンスをつかんで人生を変えたいと思っていたんです。つねに自分の現状に満足していませんでした」

東京・有楽町にあるビストロで、大手企業に総合職として勤務する酒井秀子さん(仮名、36歳)と向かい合っている。自らのキャリアと婚活への考えや思いがあふれ、話し言葉にするのがもどかしい様子だ。少し早口で、勢いよく話す。「個性が強くて、変わった性格」を自認しているらしい。子どものような笑顔なので圧迫感は覚えない。

率直に意見しすぎてしまい…

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秀子さんは短大を卒業してから、現在の会社に就職し、店舗の販売スタッフとして働いていた。率直に意見をしすぎて、先輩の女性スタッフからいじめられてしまったという。しかし、本社の重役に自分を売り込むことに成功し、重役秘書に転じた。夜間の大学に通って4年制大学の卒業資格を取り、4年間の海外駐在も経験。一般職から総合職への業種変更も果たし、帰国してからは国際業務に携わっている。女性会社員版のシンデレラストーリーである。

一方で、恋愛に関しては35歳で結婚するまで「全然ダメだった」と振り返る。合コンなどに積極的に参加したが、普通そうに見える男性には興味を持てず、遊んでいる雰囲気の男性ばかりに惹(ひ)かれてしまった。自分からアプローチしたこともある。相手にされなかった。

秀子さんの分析によれば、日本人男性は「手が届く範囲」の女性を好み、引き立ててもらうことを求めている人が多い。行動力、積極性、野心の塊のような秀子さんは好かれにくいのだ。

「仲よくなると一緒に旅行する話が出ますよね。ハワイや沖縄に連れて行ってもらいたがるのがかわいい女性なんだと思います。私は興味がありません。サハラ砂漠やメキシコの遺跡を見たい。実際、どちらも自分一人で行ってきました」

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