米国発アウトドアブランド、丸の内に見参 パタゴニア、期間限定で高級ブランド集積地に路面店

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製造者は長期間の使用に耐えられる製品を作り、消費者は本当に必要な製品だけを購入する。こうして過剰な消費を抑制することで、経済成長至上主義の副作用としての環境破壊を軽減し、持続可能な経済のあり方を考える。「レスポンシブル・エコノミー」の理念はこのようなものだ。

「アパレルの製造・販売をしながら過剰な消費を抑える取り組みをするという矛盾と向き合い葛藤しつつ、ビジネス街の新たなお客様を開拓し、その方々にパタゴニアの理念を伝えて責任ある経済について考えるきっかけとなることを目指している」とパタゴニア日本支社マーケティング部の山崎清士氏は語る。

リサイクル事業の開始も検討

パタゴニアではこのような理念を実践するため、8月27日にリニューアルオープンする目白店で、自社製品の買い取り、販売というリサイクル事業の開始も検討しているという。

丸の内店では、ライフスタイル製品を中心に、ビジネスや旅行で使える製品ラインナップも展開。40周年を記念した製品の販売も予定している。丸の内への出店を機に、周辺の企業とコラボレーションしたイベントも予定している。人気アウトドアブランドの新たな試みが、日本の中心地、東京のど真ん中で始動する。

島 大輔 『会社四季報プロ500』編集長

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しま だいすけ / Daisuke Shima

慶応義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。総合電機メーカー、生活実用系出版社に勤務後、2006年に東洋経済新報社に入社。書籍編集部、『週刊東洋経済』編集部、会社四季報オンライン編集部を経て2017年10月から『会社四季報』編集部に所属。2021年4月より『会社四季報プロ500』編集長。

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