ブラピ率いる映画製作会社が注目されるワケ 米映画界で旋風、4年で2度アカデミー作品賞

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現在Netflixで公開中のオリジナル映画『ウォー・マシーン: 戦争は話術だ!』。プロデューサーのブラット・ピットも自ら主演を務める (写真:Netflix提供)

『ファイト・クラブ』(1999年)、『Mr.&Mrs. スミス』(2005年)、『マネーボール』(2011年)など数々のヒット作に出演してきたブラッド・ピット。彼は今、俳優としての顔だけではなく、映画製作会社「プランB」を率いる敏腕映画プロデューサーとしての顔でも知られている。

『ムーンライト』など存在感放つプランB作品

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この「プランB」。ここ数年のアメリカのアカデミー賞で旋風を巻き起こしている。奴隷として売買された黒人男性を描いた『それでも夜は明ける』(2013年)は、2014年のアカデミー賞9部門にノミネート、作品賞ほか3部門を獲得した。翌2015年には公民権運動の指導者マーチン・ルーサー・キング牧師を描いた『グローリー/明日への行進』も2部門でノミネートされ、主題歌賞を獲得した。

2016年にはリーマン・ショックを題材とした『マネー・ショート 華麗なる大逆転』が5部門にノミネートされ、脚色賞を受賞。そして2017年には貧困、LGBTなどを題材とした『ムーンライト』は8部門にノミネートされ、「作品賞読み間違え事件」のハプニングがあったものの、見事作品賞を受賞した(それ以外に2部門を受賞)。

同社は作家性の強いチャレンジングな作品を数多く手掛けており、いまやアカデミー賞はプランBの動向を無視しては成立しないほどの存在感を示している。

アカデミー賞をにぎわわせる作品をどのように作っているのか? 今回、“プロデューサー”ブラッド・ピットを支える、共同社長兼プロデューサーのデデ・ガードナーと、プロデューサーのジェレミー・クライナーが、Netflixとタッグを組んだ新作『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』のPRのために来日した。そこで2人にプランBが快進撃の背景と、作品作りの方針について聞いた。

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