自立のためには、「ママ友」との関係も重要だ

写真家・植本一子さんに聞く「仕事と人生」

家族がいてもひとりで生きるとは?(写真:Kaori Sasagawa)
母であり、妻であっても、人はひとりで立って生きていく。
母との決別、義弟の自殺、そして、夫のがん――。写真家・植本一子さんは『家族最後の日』で生きる記録を残しつづけた。それは、大切な存在を看病し2人の子どもを育てながら、いのちや家族と向き合う日々だった。
家族との日々を文章や写真で残す理由は? 家族がいてもひとりで生きるとは? 「ひとりで完結できることを選んできた」と語る植本さんに、仕事や生きかたを聞いた。

知ってほしい気持ちのほうが大きかった

本記事は「ハフポスト日本版」からの転載記事です。元記事はこちら

――(震災後の不安な日々、育児の苦悩や母との葛藤などを日記で綴った前著)前作『かなわない』もですが、『家族最後の日』でも、激動の日々とありのままに日記に書き残されていますけど、書かざるを得なかった?

そうですね。書かざるを得なかった。

――子どもに手を出したことなど、そこだけ切り取ると批判されてもおかしくないようなことも隠さず書かれています。

知ってほしい気持ちのほうが大きかったですね。「しんどい思いをしてる私のことを知ってください」というか、「いや、本当に私だけ?」みたいな気持ちもありました。

もし同じように(育児で)しんどい思いしてる人がいたら、同じような思いしてる人がいると気づくことで、すごく楽になると思うんですよね。そういう人に向けて書いてた部分はありますね。

――しんどいと思っている人も、植本さんのように日記を書いたほうがいいでしょうか。

うん。書くことで整理してるし、整理されます。

半日前にしんどかったことを、その日の夜に書くとしたら、ちょっと落ち着いてるはずだし、書いて文字にすることで、どうして自分がそういうことになったのか、もう一度考え直せる時間や余裕ができるはずなんですよ。だから書くのはいいと思います。

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