50代は資産形成をする「ラストチャンス」だ 甘えを捨て「自分は冴えない社員」と認めよ

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おカネがすべてではない。だが50代でも資産が少なかったら、本気でおカネを貯めよう。妻の話を聞ける人になろう(写真:IYO/PIXTA)

「草食投資隊」は、3人が40代の時に結成されましたが、気が付けばいつのまにか皆、50代に。会社勤めの人は50代を、「定年までの最終コーナー」と位置付けているかもしれません。最近は65歳定年制を導入している会社も増えていますが、60歳以降は収入も大幅に減ります。本当の意味での「現役」は60歳でエンド。とすれば、50代を最終コーナーと考える人が多いのも当然でしょう。はたして、草食投資隊の3人は、50代をどうとらえているのでしょうか。

今の50代には、ちょっと甘えがある

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中野:いつの間にか、藤野さんも含めて皆、50代に突入しましたね。50代というと、ある程度の資産を持ち、ゆとりある生活を送っているイメージがあるのですが、実態は結構厳しくて、貯蓄ゼロという世帯が3割近いという統計もあります。

藤野:今50歳だと60歳まで残り10年。「iDeCo」(個人型確定拠出年金)を使って少しでも老後の資産をつくるしかないでしょうね。

渋澤:今の50代にはちょっと甘えがあるかもしれないですね。20代がバブルで良い生活を覚えてしまい、もはや何ともならないのに、それでも何とかなるって思っている人がいる。で、気付いたら厳しい状況に直面している。50代で、子供の教育費がピークになるのと同時に、親の介護の問題が発生し、自分の老後資金にまで手が回らない人も、結構多いと聞きます。いろいろ愚痴を言いたくなる気持ちもわかるのですが、居酒屋などで愚痴をこぼす暇があったら、とにかく積み立て投資を始めることが大事です。

藤野:名古屋的な生き方を心掛けて、少しでも積み立て資金を捻出することでしょうね。

渋澤:名古屋的な生き方とは?

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