歯ぎしりや顎関節症に悩む人に教えたい治療

筋肉を弛緩させるボトックスの効果

歯科医院で受けられる治療法があります(写真:よっしー / PIXTA)

あごに痛みや違和感を覚える顎関節症、歯ぎしりや食いしばりなどに悩んでいる人は、少なからずいるでしょう。

筆者は歯科医師としての知見や経験を基に、歯や口周りの情報を「ムシバラボ」というサイトで発信していますが、その中で紹介していることのひとつが、ボトックスという治療方法です。

美容治療に使われる治療方法で、ボトックスに入っているボツリヌス菌には、筋肉をマヒさせる効果があります。現在、歯科医院でもボツリヌス菌による治療が行われるようになってきているのです。

ボトックスとは

ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の1種にA型ボツリヌス毒素というものがあります。A型ボツリヌス毒素はアセチルコリンの分泌を阻害し、一定期間の筋肉マヒを生じさせます。この作用を利用することで、シワの軽減や顔面けいれんの治療などが可能になるのです。

医療用薬品や機器のメーカーとして知られるアラガン社は、このA型ボツリヌス毒素を「ボトックス」という名前で製品化しました。ボトックスは多くの病院やクリニックで使用されていますので、A型ボツリヌス毒素自体のことをボトックスと呼ぶこともあります。

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