30~40代が大学生に指南する「人生の転び方」

立派に見える大人も恥ずかしい黒歴史はある

トミヤマ:私は大学に入りたかった動機が不純なんですよ。いとうせいこうさんと真心ブラザーズと同じ早稲田に入りたい!ということだけで受験したので。一浪して法学部に入った時点で目標が達成されてしまって、法律の講義がまったく頭に入ってこない……これはまずったぞと。途中で文学部の講義のほうが向いているのでは、と気づいたけれど、時すでに遅し。出来の悪い法学部生として4年間を過ごしました。常見さんはイケてる大学時代を過ごしているイメージですが?

常見:私、ロックと読書に明け暮れる高校生活を送っていたんです。でも、どうしても出身の北海道以外に出たくて。短期集中で頑張ったら第1志望の一橋大学社会学部に受かっちゃったんですよ。もう感激して。でも、意気揚々と始まった学生生活ですが、入ったら周りの6割は東大や慶應を落ちたやつか、あきらめたやつ。講義中、ずっと隣で東大の赤本を解いているやつとかいました。サークルもアルバイトも燃えられず。親に申し訳ないから講義には毎回出るんだけど、いまいち面白くないうえ、成績はB……そんな感じの大学1年生でした。

大学2年生から前のめりになった

トミヤマ:もっと華やかなスタートかと思ってました。そこからどうリスタートしたんですか。

常見:これじゃだめだ。生き方を学ばなくちゃって思って、大学1年の春休みに、昼の2時に起きて、朝になったら寝て、1日3本映画を見る生活を送っていたんです。

清田:なんと退廃的な……! でもちょっとそういう生活にあこがれてました(笑)。

「ぼくはこの暗い部屋から出ないといけない」と思った

常見:真っ暗な部屋の中で、名作映画をわけもわからず見まくっていました。感動して朝まで涙を流したりして……。でもある日、「ぼくはこの暗い部屋から出ないといけない」と思ったんですね。「人間っていうのはいろんな生き方があっていいんだ」と思って、2年生から前のめりになりました。難しい科目を取り、ゼミも2つ入り、第三外国語も履修して、バイトを頑張って。

サークルは学生プロレスだったんですけど、会報誌を創刊して「学園祭でクマと対決! クマ牧場と交渉へ」「英語のマンキューソ先生に挑戦状!」とか怪しいニュースを流しまくっていました。ほかの格闘系の体育会にけんかをふっかけて、みんなの前でボコボコにされたりね。でも、それで人気者になったんです。これで今も親交の深いネットニュース編集者の中川淳一郎さんが「君と友達にならないまま大学生活が終わるのはもったいないと思った」って声をかけてくれてついには入団してくれたり、スゴイ先生と出会って、それがキッカケで商学部に転学部したり。

トミヤマ:超オリジナルの大学デビューですね。

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