就活生目線で見た「ブラック企業」5つの特徴 セクハラ、ペナルティ、残業代無しに拒絶反応

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大学キャリアセンターから、「今年の就活生は特にブラックを気にしている」との声をよく聞くが、それがアンケート結果でも証明された形だ。では、就活生は企業のどんな特徴を「ブラック」だと感じているのだろうか。

同じ調査の中では、「ブラック企業だと思う企業の特徴」を、13の選択肢から選んでもらった(複数回答可、詳しくはこちら)。その上位から傾向を見ていこう。

5位となったのは「セクシャルハラスメントが多い」(561票)。セクハラに投票している層は、圧倒的に女性が多いのかと思いきや、調査では女性の62%、男性の44%が投票していた。何と半数近くの男子学生が「セクハラが蔓延している企業はブラック企業」と感じているのだ。セクハラがある職場は、男性にとっても不快だということだろう。

4位は「ペナルティがある」(583票)。バイトの遅刻や欠勤で、ペナルティを課された事件があったことも影響してか、就活生はペナルティに敏感。バイト先で”自爆営業”と呼ばれる、「ノルマを達成できないと自分で商品やサービスを買わなければならない」ケースを経験したり、身近な人から話を聞いたりしたことがあるのかもしれない。

強制購入をさせるペナルティは違法

自腹での商品購入は、任意であれば問題とは言えないものの、ノルマ未達成に対しペナルティとして強制的に購入させるのは違法だ。しかしながら、そういうことが慣習化されている企業もある。そうしたペナルティを課すことについて、就活生は「ブラック」と判を押す。

3位は「離職者が多い」(649票)。特に就活生が気にするのは、入社から数年の離職者数である。離職者が多いということは、その会社の労働環境が悪かったり、不満を持つ社員が多かったりと考えられるからだ。離職者が多いかどうかは、新卒採用者数、新卒3年後離職率、男女別人数、平均勤続年数などのデータで見分けることができる。リクナビ、マイナビなど無料の就職ナビでも数字を見ることができるが、さらに離職率や過去3年の採用実績数まで見ていくには、『就職四季報』(小社刊)も便利だ。

新卒の場合、入社3年後の平均的な離職率は3割と言われているので、これを大幅に超えるようなら何か理由があると見ていい。

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