就活生目線で見た「ブラック企業」5つの特徴

セクハラ、ペナルティ、残業代無しに拒絶反応

では、志望する企業で残業代が支払われない実態があるかどうか、調べる方法はあるだろうか? 実はこれも、公表される数字で見出すのは難しい。そもそも「サービス残業」について、会社側が労働者の労働時間として把握していないのだ。だから会社説明会で、「サービス残業はありますか? 何時間ですか?」と質問しても、会社としては「把握していない」「回答できない」としか言いようがない。

知る方法としては、その会社に勤めている先輩に聞くのが最も信憑性が高い。転職者向けサイトの口コミ情報で探すのも有効だ。

就活生の声が日本の労働環境をよくする

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残業代の不払いは、日本企業の多くに蔓延する問題。だから、就活生がこうしたサービス残業(不払い残業)に対してNOを突き付けることは、大きな意義がある。なぜなら、売り手市場の新卒採用市場において、不払い残業の実態がある企業は、そうした情報が外に出れば採用面で不利になるからだ。新卒採用を優位に進めるためには、会社としてそうした実態を解消せざるを得ない。企業が「働き方改革」に本腰で取り組む大きな理由になる。

就活生によるブラック企業の特徴ワースト5を紹介したが、いずれも今日本の多くの企業が改善しようと熱心に取り組んでいる点ばかりだ。世間ではブラックとは思われていない企業であっても、ブラックと特徴づける点が皆無という企業は少ないだろう。現状では、多かれ少なかれネガティブな要素がありつつも、それらを低減させつつ業績を向上させようとしているのが、今の日本の働き方改革である。ただし、企業によって、真剣に取り組んでいるところと、そうでないところがある。就活生の皆さんには、ぜひそこを見極めてもらいたい。

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