人種や民族を超えた結婚、米国でじわり増加 2015年に結婚したカップルの17%が相当
[ワシントン 18日 ロイター] - ピュー・リサーチ・センターが18日に発表した調査によると、1967年に米最高裁が人種や民族を超えた結婚を合法と判断したことをきっかけに、過去50年間にこうした結婚が5倍以上に増加している。
2015年に結婚したカップルの17%が、人種や民族が異なっていた。合法化の判断があった1967年当時、この割合はわずか3%だった。
また、こうした結婚は社会にとって好ましいと考えている成人が全体の39%となり、その割合は7年間で15ポイント上昇した。
調査は、国勢調査局のデータに基いている。それによると、既婚米国人の10%に当たる1100万人が人種や民族の異なる配偶者を持っていた。
今回の調査では、対象者をまずヒスパニック系かそれ以外かで分類し、その後、白人、黒人、アジア人、インド系米国人、多民族、その他の人種に分類した。
こうした結婚の割合が最も高かったのはホノルルの42%、ミシシッピ州ジャクソンビルとノースカロライナ州アッシュビルでは3%で最も低かった。
人種・民族の違うカップルの結婚が最も顕著に増加したのは黒人で、1980年の5%から18%となった。同じ期間に、白人ではこの割合が4%から11%に増加したものの、人種や民族を超えた結婚が最も少ないグループとなった。
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