ネット生中継は、2015年ごろからしばしば話題に上るようになり、2016年に本格的なブームを迎える。
人々の関心を集める中で、ネット生中継で歌やダンスを見せるパフォーマーの月収が10万元(約160万円)を超えるだとか、年収が1000万元(約1億6000万円)に達するのでは、という憶測がしばしば報じられるようになる。
1600万円相当のプレゼントも
数字については真偽を疑う声もあるが、高収入が推測される根拠の1つが、パフォーマーに贈られる高額のプレゼントだ。このプレゼントとは先に述べたように、バーチャルのプレゼントで、事実上、視聴者がパフォーマーに贈るチップだ。
2016年10月にも、若い女性パフォーマーが生中継の最中に、ある視聴者から2000元(約3万2000円)のプレゼントを一気に500個、日本円で1600万円相当を贈られ、ニュースになった。その女性は高額のプレゼントが贈られ始めると呆気に取られ、最後には歓喜のあまり涙を流す。その録画映像は転載されて、延べ1億回再生されたなどと伝えられた。
夢のような一攫千金のストーリーが瞬く間に拡散し、多くの人をネット生中継に駆り立てているのだ。
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