生中継が生んだ「稼ぐ21歳アイドル」の素顔

年収1億円を超えるパフォーマーもいる

「顔は幼いけど体つきはちょっとセクシー。私の売りは、顔とスタイルとのギャップです」と語る、新人ネットアイドル毛毛(21歳)
中国ではパソコンやスマートフォンからネット回線を使って手軽にできるインターネット生中継が大流行している。多くの素人が歌や踊りを披露するパフォーマーとなり、ブレークすれば中国語でネットアイドルを意味する「網紅(ワンホン)」と呼ばれる。2016年は、この「網紅」を大量に生み、「ネット生中継元年」と称された。そのきらめく世界の「実態」と「儲けの仕組み」を5日連続でリポートする。第2回はネット生中継が生んだアイドルについて。
=敬称略=

 

本連載は5月15~19日まで5日連続で5本の記事を掲載します

ネット生中継は、2015年ごろからしばしば話題に上るようになり、2016年に本格的なブームを迎える。

人々の関心を集める中で、ネット生中継で歌やダンスを見せるパフォーマーの月収が10万元(約160万円)を超えるだとか、年収が1000万元(約1億6000万円)に達するのでは、という憶測がしばしば報じられるようになる。

1600万円相当のプレゼントも

数字については真偽を疑う声もあるが、高収入が推測される根拠の1つが、パフォーマーに贈られる高額のプレゼントだ。このプレゼントとは先に述べたように、バーチャルのプレゼントで、事実上、視聴者がパフォーマーに贈るチップだ。

視聴者がパフォーマーにチップを贈ることができる仕組みになっている

2016年10月にも、若い女性パフォーマーが生中継の最中に、ある視聴者から2000元(約3万2000円)のプレゼントを一気に500個、日本円で1600万円相当を贈られ、ニュースになった。その女性は高額のプレゼントが贈られ始めると呆気に取られ、最後には歓喜のあまり涙を流す。その録画映像は転載されて、延べ1億回再生されたなどと伝えられた。

夢のような一攫千金のストーリーが瞬く間に拡散し、多くの人をネット生中継に駆り立てているのだ。

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