日本人男性の「時間の使い方」が残念なワケ フランス人ジャーナリストが指摘!

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日本人の友人たちはみな口をそろえて「お休みが取れない」と言いますが、私はそれを聞くとつい「誰が取れないって言ったの?」と聞いてしまう。ボスが言っているわけでもないし、法律的には年間21日間休みが取れるとなっているのに、どこからどんなプレッシャーを受けて取れないのか不思議です。大変だとは思いますが、自分から「今からバカンス」と決めて、休みを取ってほしいです。

――フランス人はそんなに効率的に仕事をしているのですか?

そう。そもそも、フランスの会社には「家族っぽい」雰囲気はない。仕事するときは、仕事だけに集中します。フランス人はそう見えないけれど、とてもまじめなんです(笑)。GDP(国内総生産)だって小さい国の割には高い。つまり、一生懸命仕事して、一生懸命遊ぶわけです。

――日本だとモテたり、尊敬されたりするのは仕事ができる男性だったりしますが、フランスではどういう男性が尊敬されるのですか。

会社の中であれば、仕事ができる人が尊敬されるのは当たり前です。しかし、会社でデキル人が、プライベートでも面白いとは限りません。たまに仕事ではあまり評判のよくない人が、プライベートで会うとすごく楽しくて面白くて驚くことがあります(笑)。だから、仕事の世界とプライベートの世界は分けたほうがいい。自分の中に、(いくつか)別の自分を持つわけです。

日本人男性にはいいところも多い

――日本人の服装などにも一家言あるようですね。

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私の妹がこの間パリから訪ねてきたとき、男性の服装やヘアスタイル、仕草は改善の余地があると指摘していました。たとえば、大手町に行くと、みんな白いシャツにノータイ、そして普通のズボンと、まるで個性がない。別にファッショニスタになる必要はありませんが、自分のスタイルを持ったら面白いのではないでしょうか。色で遊んだりするのは、何も女性だけの特権ではありません。アクセサリーや時計、眼鏡を工夫してみたり、そういう個性や遊びは大事だと思います。

仕草も大事です。東京オリンピックに向けて、外国人と触れ合う機会が増えてくると思います。そういう中で、きちんとハンドシェーク(握手)ができたり、話しながら自然と目と目を合わせるのは、とても重要です。

もちろん、日本の男性にはいいところも多い。優しいし、ちょっと子どもっぽいところがあるのが好きです。日本人は社長のような偉い人でも、自分の中に5歳児のような子どもがいて、それをちゃんと出すところがチャーミング。ほかの国の男性にはない特徴です。

もうひとつ、服装や仕草とは関係ありませんが、電車でスマホをやっている人が多すぎることにも、妹は驚いていました。フランスでも電車内でSNSをやったり、ゲームをしたりする人はいるけれど、ここまでではない。ちょっと「冷たい」感じすらします。

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