新人女子は職場でどんな服を着るのが正解か 「オフィスカジュアル」は一体どこまでOK?

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企業により服装の規定は異なるが、このようなオフィスカジュアルの基本を守っていれば、ビジネスの場で失礼にはならない。

ただ基本を意識しすぎるあまり、クールビズで求められる暑さ対策をおろそかにしては元も子もない。「もう1つ覚えておいてほしいのは、暑い季節に体感温度を下げるポイント。それは首筋と手首と足首の3カ所。基本を踏まえたうえで、そこを上手に冷やせる服装を選んでください」(伊東氏)。

先輩たちは"マイルール"を作っている

ある企業では、新入社員向けに、毎年オフィスカジュアルのNGパターンとOKパターンが具体的にわかるように、ストリートスナップ集を配っているという。

実際、先輩たちがどのような服装を選んでいるのかを聞いてみた。すると、それぞれ自分なりの"ルール"を作っていることがわかる。

「ブランドで決めています。平日はシンプルなオンワード系のOLブランド、週末はファッショナブルなファストファッション。ミニスカートでもOLブランドならば会社でもOKといった具合に、NGかどうかはブランドによって決めています」(専門商社・28歳)

「仕事柄、基本はスーツ。インナーの色は白と決め、同じようなTシャツをたくさん買いそろえています。一種の制服化ですね。スーツの色が地味な分、ネイルは明るめの色を心がけています」(保険・40歳)

トップスは、『袖つき』『胸元は開きすぎない』『透けない素材』。ボトムスについては、『デニム素材』や『生足』を避けています」(商社・30歳)

「うちは基本的に自由ですが、胸元が開くときはストールを巻く。短いスカートの時はストッキングをはくと決めています」(アパレル・35歳)

「私の中のNGは、カジュアルなTシャツ、ショートパンツ、タンクトップ、強烈な色の柄ワンピース、スニーカー、大きなイヤリング」(広告・40歳)

「うちも基本的には何でもありですが、先輩の服装をチェックして、それより控え目にすることを心がけています」(IT・24歳)

ルールを確立すれば、毎日の洋服選びは楽になる。まずは、「清潔感」「品の良さ」「謙虚さ」の3原則を頭に入れて、新入社員としてのオフィスカジュアルのマイルールを作っていくのがいいだろう。

竹内 三保子 カデナクリエイト

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たけうち みほこ / Mihoko Takeuchi

明治学院大学経済学部卒業後、西武百貨店入社。紳士服飾部、特別顧客チームを経てフリーライターに。その後、編集プロダクション・カデナクリエイトを設立。流通業で培った顧客視点で執筆を行っている。共著に『図解&事例で学ぶビジネスモデルの教科書』『クイズ 商売脳の鍛え方』など。最新著に『課長・部長のための労務管理 問題解決の基本』(カデナクリエイト著・マイナビ出版)。

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