決定版!美容師が教える「正しい髪の洗い方」 洗髪前の「お手入れ」も重要だ
毎日、多くの人が食事をするのと同じくらいフツーにやっている洗髪。まさに目をつぶっていてもできることで、髪の洗い方がわからない人なんているの?――そう思う人は多いだろう。
ところが世界的なカラーリスト、クリストフ・ロバンのパリのサロンでは違うらしい。「『どうやって髪を洗えばいいの?』は、いまサロンで最もよく聞かれる質問だ」と、ロバンは言う。確かにメディアや美容院は、「最近の女性は髪を洗いすぎだ」と言ったかと思えば、「ちゃんと洗えていない」と言ったりする。
「あまりにも多くのヘアプロダクトがあふれていることも、女性たちを混乱させている」と、ロバンは言う。顧客リストにカトリーヌ・ドヌーブやティルダ・スウィントンといった大女優がずらりと並ぶロバンは、サロン経営のほかに独自のヘアプロダクトも販売している。「それにみんなとても急いで髪を洗っている。でも、時間をかけて、すべてをきちんと洗い流すことが重要だ」。
そこでロバンに「正しい髪の洗い方」を教えてもらうことにした。スタイリング剤を使わずに、つやつやでボリュームのある髪型にするコツも教えてもらった。
シャンプーはスプーン1杯で十分
<ステップ1> 上質なブラシで髪をとかす
シャンプーをする前に髪をとかす。ポイントは、毛先をとかしてから全体をブラッシングすることだ。「髪をとかしてから洗うと、あとで濡れた髪をとかす必要がない」と、ロバンは言う。「濡れた髪をとかすのは絶対にやめたほうがいい。髪にとても大きなストレスをかけることになるからね」。
<ステップ2> 毛先にオイルをなじませる
シャンプーはまだ。乾いた髪の毛先に、植物由来のオイルをつけてなじませる。ロバンは自分のブランドの、ラベンダーのモイスチャー・ライジング・オイル(44ドル)を使う。でも、ピュア・アーモンド・オイルや、アルガンオイルもお勧めだという。
理想は、オイルをなじませた髪を一晩おくこと。それが無理でも、15分おくだけで髪をしっとりさせる効果がある。そうすればコンディショナーはしなくていい。「個人的に、コンディショナーは髪を重たくしてしまうから、あまり好きじゃない」とロバンは言う。