米国で「戦争に備え始めている人」の言い分

本当のXデーは9日の韓国大統領選!?

「文氏に決まることを、トランプ政権は何としても避けたいだろうね。文氏というのは、韓国も北朝鮮も同じ民族という考えの持ち主だ。北朝鮮には同胞として同情的であり、核開発に関しても『彼らの状況を考えれば国防なのだから仕方ない』と言い出しかねない雰囲気さえある。そんな文氏が大統領になってしまうと、危うくなるのは世界秩序だ。北朝鮮の核開発放棄を求めてきた米国をはじめとする各国の努力も、水の泡になってしまう」と語るのは、話を聞いたプレッパーの1人、スティーブ(仮名)さんだ。

スティーブさんは、ワシントン州シアトル近郊に存在する某プレッパーグループの中心的人物である。元海兵隊出身で、退役後も傭兵として中東を中心とする複数国に滞在した経験をもつ、筋金入りの軍事キャリアの持ち主だ。軍隊時代には韓国に駐留していた経験もあるため、朝鮮半島の情報にも明るく、彼なりの考えを持っている。

「第2次朝鮮戦争は免れないし、日本も危ない」

スティーブさんのプレッパー仲間は、そんな彼の見解を信じ、4月10日からすでに緊急避難準備態勢に入っているそうだ。スティーブさん曰(いわ)く5月9日Xデー説は、何も彼だけが持つ持論ではないのだという。全米中に数多く存在するプレッパーのリーダー的存在になっている人には、サバイバル知識にも長けた兵役経験がある者も多く、そうした経験がある者であれば、ある程度似通った分析をしてXデーを見極めているはずだというのだ。

そんな彼に「第2次朝鮮戦争の可能性は本当にあるのだろうか。核実験が行われて米国が総攻撃をかけるとか、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射する可能性は本当にあると思うか」と尋ねたところ、「結局のところ文氏になっても安氏になっても、第2次朝鮮戦争は免れないし、そうなったら米国本土が巻き込まれる可能性も低くはない。日本? 危ないに決まっているではないか」との答えがすかさず返ってきた。

「文氏は北朝鮮の核を容認しかねないが、北朝鮮の脅威は想像をはるかに超えているから、対話で解決なんかできっこない。容認したら北朝鮮は爆走、一巻の終わりだ。安氏になっても結果は一緒。安氏率いる韓国は米国抜きに北朝鮮問題を扱うことはしなくなるだろうが、それを北朝鮮は脅威と見るだろうね。

いずれにしても米国が先制攻撃をかける可能性はほぼない。米国は北朝鮮の出方次第で動く。それがわかるのは9日。けれどそこまで避難を待っていたら手遅れだ。こんなご時世では、逃げるが勝ちというものだよ」

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