マツダ「CX-5」最新進化で一体何が変わったか これは運転者の「感覚」に忠実なSUVだ
マツダがさきごろCX-5の新型を発売した。スタイリングはキープコンセプトだが、それで早合点してはいけない。静かになって、しかも操縦の楽しさがぐんとアップしている。
マツダのなかで、いまもっとも売れているSUV
日本におけるマツダ車の売り上げは、実に約4割がSUV(スポーツ多目的車)だという。同社の小飼雅道社長兼CEOは、セダンの比率を今後増やしてきたい、と語ったようだけど、新型CX-5はさすがにSUVのマツダ?だけあって、よい出来だった。
2017年2月に販売を開始した新型CX-5。ガソリン・エンジンは2リッターと2.5リッター、ディーゼルでは2.2リッターを用意する。どちらも前輪駆動と4WDの2本立てだ。
一見“本当にモデルチェンジしたの?”とギモンに思ってしまうかもしれないけれど、従来型と並べてみると、顔つきはあきらかにシャープになっている。ボディサイズは従来モデルとほぼおなじで、全長4545mmに全高1690mmの車体は使い勝手がよく、後席にも充分な広さがある。
同時にクリーンな造型で、かつ品質感を重視した作りの内装は、輸入車の好敵手だ。実際に、たとえばフォルクスワーゲンと比較検討しているひとは、ぼくの知り合いにも数人いる。