鉄道各社の「新型車両」投入で変わる通勤風景 首都圏の私鉄を中心に「デビュー」相次ぐ
西武鉄道40000系 S-Train/3月25日デビュー
西武鉄道からは新型通勤電車が9年ぶりに登場
西武鉄道の新型通勤電車として9年ぶりに登場した40000系。新機能を備えた車両として登場前から、かなり話題となった電車でもある。座席の位置がロングシートとしても、クロスシートとしても使える「ロング・クロス座席転換」システムを採用。ごく普通の通勤電車として走り、また有料座席指定列車としての利用も可能とした。
さらに他社路線に乗り入れ、平日は東京メトロ有楽町線の豊洲駅〜所沢駅間で、また土休日には、横浜高速みなとみらい線の元町・中華街駅〜西武秩父駅(一部は所沢駅・飯能駅まで)間の有料座席指定列車「S-Train」として走る。
車椅子やベビーカーでの乗車に配慮したパーソナルゾーンを設け、また各車両に空気清浄機を付けるなど、より快適な車内環境作りを目指すなど、各所に新しい時代の電車らしいアイデアが盛り込まれている。
横浜市交通局ブルーライン3000V形/4月9日デビュー
横浜市交通局が運営する市営地下鉄の路線のうち、湘南台駅〜あざみ野駅間を走るブルーライン。この路線を走る電車は、すべて「3000」という数字が付く。なかでも、4月5日に走り始めたのが3000V形車両だ。3000形の5次車にあたる車両で、ブルーラインとしては約10年ぶりの新車となる。