鉄道各社の「新型車両」投入で変わる通勤風景 首都圏の私鉄を中心に「デビュー」相次ぐ
これまでの車両に比べて、ヘッドライトがつり目形のより精かんな面構え、高効率モーターを採用、照明のLED化など、省エネ性能を向上させた。車椅子、ベビーカーエリアも充実。出入口には17インチワイド液晶を装備、送風機の増設で、室内温度をより均整にできるように配慮された。また、各車両間にある透明の仕切り窓には横浜の観光地、みなとみらいや赤レンガ、山下公園などが描かれている。
東武鉄道500系リバティ/4月21日デビュー
注目を集める東武鉄道の新車両
この春に登場した新車の中で、最も注目を集めているのが東武鉄道の500系Revaty(リバティ)だろう。東武鉄道としては、1990年から走る100系SPACIA(スペーシア)以来の本格的な特急形電車の登場となった。
最大のポイントは前面の中央に付く貫通扉で、内部には貫通ホロが備えられる。3両編成同士を連結、6両で浅草駅〜下今市駅間を走り、下今市駅から先の東武日光駅や新藤原駅へは切り離して3両編成で走ることができる。これにより、より効率的な運転が可能となり、一部の列車は野岩鉄道や会津鉄道まで乗り入れる。
4月21日のダイヤ改正時から営業開始。朝夕はビジネス特急として、東武アーバンパークライン(野田線)なども走る予定だ。さらに、8月からは下今市駅〜鬼怒川温泉駅間でSL運転も行う見通し。特急リバティの運転で、東武沿線はさらに注目度が高まりそうだ。
こうした新車両の登場が続く首都圏だが、来年にかけても、新車両が続々と登場する。最後に主な会社と新車両の予定を上げておこう。
【今後デビュー予定の新型車両一覧】
●東武鉄道70000系 2017年4月に公開(東京メトロ日比谷線乗り入れ用)
●西武鉄道 2018年度、新型特急電車が登場予定(ニューレッドアロー号の次代車両)
●小田急電鉄 2018年度 新ロマンスカーが登場予定
●東急電鉄2020系 2018年春に登場予定
●京王電鉄5000系 2018年春に登場予定(有料の座席指定列車となる)
●東京都交通局 都営地下鉄浅草線5500形 2018年春に登場予定
(文・写真:星川功一)
※本稿はGetNavi webで4月16日に配信された記事を転載しており、現在の状況と異なる部分がある可能性があります。
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