説明が「下手な人」と「うまい人」の決定的な差 「動詞」と「動作」の違いをわかっていますか

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もし、これまでに学んだ説明の方法が「動作」レベルまで具体化されていなかった場合、仮に実践できなかったとしても、あなたが悪いのではありません。「動詞」表現でごまかしていることが自覚できていない、提供側の責任です。

また、もし、あなたの説明がうまく伝わらず、相手の行動を促すことができなかったのだとしたら……その理由は、説明内容が「動詞」レベルだったからかもしれません。

「動詞」と「動作」。

たった1文字の違いですが、その差がもたらす結果は歴然です。

基本的な型の実践

あらためて、先に例に挙げた「目的を意識する」を「動作」表現と見比べてみましょう。

『「いまの説明、わかりやすいね!」と言われるコツ』(サンマーク出版)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

「目的を紙に書いて、繰り返し見る」

実にあっけない表現です。でも、だからこそ、誰でも実践することができます。誰もが行動に移せるほどシンプルで、カンタンな表現。「実践できる」という文脈があって初めて、価値を見いだしていける。これが「動作」の最大のポイントです。

もちろん、実際の仕事の現場では、もっと込み入った内容を取り扱う場面がほとんどです。ただ、煎じ詰めていくと、仕事ができるかどうかの違いは、実はこうした基本的な型の実践によって生じています。

さて、あなたの日々の「説明」はいかがでしょうか?

浅田 すぐる 文筆家、学習・成長・キャリア支援家

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あさだ すぐる / Suguru Asada

1982年名古屋市出身。旭丘高校、立命館大学卒。カナダ・ブリティッシュコロンビア大学留学。20代はトヨタ自動車の海外営業部門にて米国勤務、グロービス社長室にてWebPR等に従事。30歳を機に独立し、社会人のスキル・キャリア学習を支援。古巣のトヨタ、グロービスをはじめ、電通、資生堂、パナソニック等、登壇実績多数。海外でも中国・カンボジアで登壇。累計受講者数1.5万人超。

2015年『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』で出版デビュー。ビジネス書ランキング月間1位、年間4位を獲得。その後も『頭のいい人の、学びを「20字」にまとめる技術』等ベストセラー多数。全13冊、著者累計61万部超、海外5カ国翻訳。40歳を機に海外教育移住し、現在はマレーシア在住。音声メディアVoicyにて教育や子育て・キャリア上の学び・気づきを放送中。公式メールマガジンは読者数2万人超。10年以上にわたり1500号以上配信を継続している。2025年からnoteブログも新たに開設。

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