マンU、東北支援になぜこだわる アジア太平洋部門責任者に聞く「日本戦略」

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横浜F・マリノス戦の試合中に登場した、マンUの“レジェンド”、サー・ボビー・チャールトン氏 (C)Manchester United

マンUが東北支援にこだわる理由は

今回の日本ツアーで横浜F・マリノス戦には、カゴメが東北の小学生と保護者250組・500人を無料招待した。試合前には、招いた250人の子どもたちが一堂に介する「キックオフ・ミーティング」も開き、イングランド史上最高の選手でマンUの“レジェンド(伝説の選手)”でもあるサー・ボビー・チャールトン氏が参加して、子どもたちと交流を深めることも企画した(当日の雷雨で、キックオフ・ミーティングは中止)。
マンUはカゴメとのパートナーシップの一環として、東日本大震災で被災した東北地方や日本の再生につながる共同プロジェクト、「リジェネレーション・チャレンジ・プロジェクト」を両者で協力して実施することを決定。今回の日本ツアーにおける東北の小学生無料招待は、この東北再生支援プロジェクトの一環として行われたものだ。

――カゴメとのパートナーシップでは、「リジェネレーション・チャレンジ・プロジェクト」の名称で、特に東北の支援に力を入れようとしている。マンUの視点から見た場合、日本の東北被災地支援にこだわる理由は何か。

先ほど申し上げたように、カゴメとマンUではいろいろ共通でシェアできる価値観がある。われわれはそういった価値観を、サッカーというツールを通じて体現化していきたいと考えた。

「ヘルシーリビング」という価値観をどうすれば具体的な形にしていけるか、意味を与えることができるのか、ということを相談したときに、カゴメの側から提案されたのが、何か東北の子どもたちにできることはないだろうかということだった。

われわれはもちろん、世界中の誰もが、日本の東北で起きたことはよく知っているし、非常に大きなショックを受けていた。そこで、ぜひ、われわれができること、たとえばマンUがここに来てトレーニングをしたり、サッカーを通じて少しでも若い子どもたちに希望を与えたり、将来に向けての楽観主義というものにつなげてもらえたら、非常にありがたいと考え、それを実現したというわけだ。

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