マンU、東北支援になぜこだわる アジア太平洋部門責任者に聞く「日本戦略」
マンUが東北支援にこだわる理由は
――カゴメとのパートナーシップでは、「リジェネレーション・チャレンジ・プロジェクト」の名称で、特に東北の支援に力を入れようとしている。マンUの視点から見た場合、日本の東北被災地支援にこだわる理由は何か。
先ほど申し上げたように、カゴメとマンUではいろいろ共通でシェアできる価値観がある。われわれはそういった価値観を、サッカーというツールを通じて体現化していきたいと考えた。
「ヘルシーリビング」という価値観をどうすれば具体的な形にしていけるか、意味を与えることができるのか、ということを相談したときに、カゴメの側から提案されたのが、何か東北の子どもたちにできることはないだろうかということだった。
われわれはもちろん、世界中の誰もが、日本の東北で起きたことはよく知っているし、非常に大きなショックを受けていた。そこで、ぜひ、われわれができること、たとえばマンUがここに来てトレーニングをしたり、サッカーを通じて少しでも若い子どもたちに希望を与えたり、将来に向けての楽観主義というものにつなげてもらえたら、非常にありがたいと考え、それを実現したというわけだ。
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