マンU、東北支援になぜこだわる アジア太平洋部門責任者に聞く「日本戦略」

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われわれはアジアに来るたびに、いかにこの地域のファンを大切に思っているのかということを、メッセージとして伝えてきた。それはファンの方々にもわかっていただいていると思う。サッカークラブとしてのマンUのブランド力は、そういった活動を通して、非常に強化されているはずだ。

日本のスポンサー企業に何を期待?

――マンUはすでに、セイコーエプソンなど何社かの日本企業とオフィシャルスポンサー契約を結んでいる。そうした中で、昨年10月からは、カゴメと新たなスポンサー契約を結んだ。今回のツアーで、カゴメは横浜F・マリノス戦を特別協賛しているが、日本企業とのパートナーシップにマンUは何を期待する?

たしかに、日本ではセイコーエプソン、ヤンマー、関西ペイント、東芝メディカルシステムズなどとスポンサー契約を結んでいる。スポンサー契約を結ぶ際に、われわれがつねに配慮しているのは、特定の業界でトップの企業や、非常に強いプレゼンスを持つ企業とパートナーシップを結ぶということ。それを、一つのポリシーにしている。

カゴメとは価値観や目的を共通でシェアできると考え、昨年、独自のパートナーシップを結んだ。特に、日本のマーケットに特化することが、このようにブランド力をお互いに高めていくことに資するとの判断をしている。

具体的にはカゴメもマンUも人々の「ヘルシーリビング(健康な生活)」につながるようなことを一つの共通の価値観として共有できる、ということが大事だと思っている。

われわれはサッカーというツール、カゴメは健康的な食品ということだ。できるだけ体によいものを取り、体を大切にし、サッカーのような運動を通じて、つねに体をよい状態に保っていく。そういう共通のメッセージを、マンUとカゴメとはシェアできると考えている。

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