両親文系でも「AI時代に勝てる教育」は可能だ

アマゾンやアップルが注目するSTEMとは?

難しそう、と親が身構える必要はないかもしれません(撮影:梅谷秀司)

「STEM教育」を知っていますか?

「STEM(ステム)教育」という言葉を聞いたことがありますか?“STEM”とは、

・Science サイエンス
 ・Technology テクノロジー
 ・Engineering エンジニアリング
 ・Mathematics 数学

という、それぞれの頭文字を取った造語で、広義で理系の学問全般、狭義ではハイテク産業で求められるような知識やスキルのことを指します。STEM教育は、社会を劇的に変えることが予想される人工知能の時代を生き抜くために必要な、人工知能に使われるのではなく、人工知能を使う側に回るための学問になることでしょう。

日本では、2020年から小学校でのプログラミング教育がスタートしますが、これもSTEM教育の一環です。STEMの重要性がクローズアップされるようになった背景には、IT人材の需要の増加があります。

理数系の学問は基礎からコツコツと知識を積み上げることで、内容がどんどん高度になっていきます。そのため、小中学生くらいの段階で興味を持たないと、高校や大学からでは学習を始めるハードルが高くなってしまいます。なかでもコンピューターをはじめとした科学技術系の教育が欧米と比べると段違いに遅れている日本では、高度なスキルを持ったIT人材は慢性的に不足しています。

子どもがSTEM領域に関心を持ち、そのいずれかを自分の専門分野にすることができれば今後確実に到来する社会の混乱期において、少なくとも「仕事が見つからない」という事態は避けられます。

さらに言えば、その専門領域が人工知能や遺伝子工学、ナノテクノロジー、ロボット工学のような最先端テクノロジーに関わる領域であれば、国内外の企業から高額なオファーが舞い込んでくることもけっして夢ではありません。 

すなわち、「STEM領域の知識」は比較的近い未来を生き残るための強力な武器だと言えます。

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