「嫌われる人の聞き方」よくある5つの共通点 「あいづち、質問、しぐさ…」あなたは大丈夫?

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あと、「嫌われる聞き方」でよくありがちなのは、「あいづち」「質問」「しぐさ・態度」で損をしているケースです。

そのあいづち「不愉快」です

【嫌われる聞き方5】「あいづち」「質問」「態度・しぐさ」が不愉快

・「はい、はい、はい、はい」など、不愉快なあいづちを打つ

・何に対しても「たしかに」「たしかに」を連発する

・あいづちに「変な笑い」を入れる

など「不愉快なあいづち」を打つ人はまわりにいないでしょうか? せっかく話をしているのに、「嫌なあいづち」を打たれると、いっきに話をしたい気持ちがなくなってしまいますよね。

「質問」や「態度・しぐさ」についても同じです。下記のような「相手が不快になる質問や態度・しぐさ」をする人は周りにいませんか?

・いきなり「本題からズレた質問」をする

・漠然とした、答えようのない「あいまいすぎる質問」をする

・会話の最中なのに、すぐにスマホを触る

・腕組みをして、のけぞって話を聞く

など、「嫌われる質問」「嫌われる態度・しぐさ」はたくさんありますよね。「あいづち」「質問」「しぐさ・態度」の3つを変えるだけで、誰でも「聞き上手」「会話上手」になれます。本当に「1分で変えられる簡単なコツ」がたくさんあります。

【嫌われる聞き方5つの共通点】

・話を「最後まで」聞かない
・「自分の聞きたい」ようにしか聞いていない
・相手の話に「ズレた答え方」ばかりする
・どんな話でも「自分の話」に持っていってしまう
・「あいづち」「質問」「態度・しぐさ」が不愉快

 

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いかがでしたか? こうしてみると、私たちはついつい「嫌われる聞き方」「NGな聞き方」をしてしまっているものではないでしょうか。

「俺は人の話を聞いてないから」などと、話を聞かないことを得意げに語る人もいますが、人の話を聞けなくていいことは、ひとつもないと思います。 

まずは上記のたった5項目を心掛けるだけで、「聞く力」はグンと上がり、人間関係がガラリと変わってくるはずです。ぜひやってみてくださいね。

魚住 りえ アナウンサー

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うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

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