Google翻訳は非常に自然な文章として読めるが、Microsoft Translatorは、言い回しとして不自然な部分も目立つ。Google翻訳は、日本語で書かれた文章だと思うとわずかに違和感を覚える点はあるものの、文法に間違いはなく、基の文章を読まなくても何を言いたいかはきちんと理解できるはずだ。どちらも、ビジネスで資料を読まなくてはならないときに、理解を助けたり、よりスピーディに作業するための補助としては使える。
もちろん、Google翻訳でも、文章によってはまだまだ訳が粗い部分があったり、時折、誤訳することもある。逆に、Microsoft Translatorは、英訳がかなり自然で、Google翻訳と比べても遜色がない。海外の人にメールを送るときなどに、活躍しそうだ。どちらのアプリも機会学習を行うため、精度は日々向上していく。精度が大幅に上がったことで、これまでの翻訳アプリよりもはるかに使う機会は増えそうだ。
2.カメラで翻訳する文章を読み取る
いくら翻訳アプリが便利だからといっても、あくまでそれはテキストのコピー・アンド・ペーストができる場合。紙で出力された資料を読むときに、それをいちいち入力するのは面倒なうえに、時間もかかる。このようなときは、カメラで文字を読み取る翻訳を利用したい。先に挙げたGoogle翻訳とMicrosoft Translatorのどちらもこの方法に対応しているが、より便利なのはGoogle翻訳。カメラをかざすだけで、画面内に表示されている文字を認識し、自動的に翻訳を行ったうえで、結果を基の単語の上に重ねて表示してくれるからだ。
Google翻訳でカメラに映った映像のリアルタイム翻訳を行うには、あらかじめ言語ファイルをダウンロードしておく必要がある。翻訳はネットワークを介さず実行される仕組みのため、iPhoneが圏外だったり、フライトモードでも使えるのは魅力的だ。海外のレストランでメニューを訳したりするときなどに、国際ローミングをしていなくても利用できる。
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