2010年、JALは経営破綻し、不採算路線を絞り込んだ。ANAも座席数が500を超えるB747より座席数が少ない「B777」や、さらに座席数を250席前後まで絞り「旅行会社キラー」(業界関係者)ともいわれる「B787」などを次々と導入。単価を上げても座席を埋められる戦略にシフトし、収益性の確保を強烈に進めた。
てるみくらぶが異質だったのが、それでも安売りをやめないことだった。そもそも、旅行業界は参入障壁が低く、差別化が難しい。最大手のJTBでも営業利益率1.2%、HISでも旅行事業は1.9%に過ぎない。
安売りだけが差別化だった
HISがハウステンボスやホテルなど周辺事業へ、JTBや近畿日本ツーリストが地域振興やスポーツ旅行へ進出し多角化しているのに対し、てるみくらぶは徹底的に安売りをするという"差別化"路線を突き進んだ。
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