ディズニー映画ヒットの陰に「ワイガヤ」文化 「モアナ」「カーズ」話題作続くアニメーション

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ユニークな制作体制と豊富な人材を背景に、公開案件、いわば“パイプライン”を充実させている。今後2~3年を見ても、年に複数本の期待作がそろう。

ディズニー・アニメーション・スタジオでは、2018年春の公開をめざして、『シュガー・ラッシュ』の続編の制作に取り組んでいる。ラルフとヴァネロペが、今度はインターネットの世界に入り込む話になるという。さらに、2018年秋公開予定で、「ジャックと豆の木」を題材とした、ミュージカル作品『GIGANTIC』(原題)の制作を進めているという。

「マックィーンの新しい物語を見せる」

7月15日公開予定の『カーズ/クロスロード』は、ジョン・ラセター氏イチ押しの作品だ ©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

一方のピクサー・スタジオでは、7月15日に『カーズ/クロスロード』の公開が控えている。「カーズ」シリーズの続編で、ベテランレーサーとなった主人公・マックィーンが、新世代のライバルたちとの力量差にがく然とし、人生の岐路に立つ姿を描く。

『カーズ/クロスロード』は、ラセター氏イチ押しの作品だ。3月下旬に来日した際には、「感動的で心温まる物語。私達のヒーロー、マックィーンの新しい物語を見せる。レーサーとはなんなのか、そして誰も信じてくれないときに自分を信じることの意味などが込められている」と熱く語った。

さらに12月23日には、メキシコの祝祭「死者の日」をテーマにした作品『リメンバー・ミー』の公開が決定した。リー・アンクリッチ監督、プロデューサーはダーラ・K・アンダーソン氏と、『トイ・ストーリー3』のスタッフが中心で、こちらも期待が高い。さらに2018年夏には『Mr.インクレディブル2』、2019年には『トイ・ストーリー4』と、名作の続編の公開が予定されている。

「ディズニー・アニメーションの作品を誇らしく思っている。ウォルト・ディズニーがいるからこそ僕はこの仕事が出来ている」とラセター氏。100年近い伝統と、現役クリエーターたちの斬新なアイデアとが重なり、これからも多くのヒット作を作り出していくだろう。

宇都宮 徹 東洋経済 記者

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うつのみや とおる / Toru Utsunomiya

週刊東洋経済編集長補佐。1974年生まれ。1996年専修大学経済学部卒業。『会社四季報未上場版』編集部、決算短信の担当を経て『週刊東洋経済』編集部に。連載の編集担当から大学、マクロ経済、年末年始合併号(大予測号)などの特集を担当。記者としても農薬・肥料、鉄道、工作機械、人材業界などを担当する。会社四季報プロ500副編集長、就職四季報プラスワン編集長、週刊東洋経済副編集長などを経て、2023年4月から現職。

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