待望の「アナ雪」続編、気になるその中身は?

ディズニーがヒットアニメを生み続ける秘密

WDASプレジデントのアンドリュー・ミルスタイン氏は「企業の文化や風土を守っていくことを心がけている」という
ディズニーアニメーションが好調だ。近年では『アナと雪の女王』はもちろん、『シュガー・ラッシュ』『ズートピア』などヒット作が続いている。
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ(以下、WDAS)といえば、エド・キャットムル氏(傘下のアニメーションスタジオ「ピクサー」の共同設立者で、現在はWDASの社長も兼務)とジョン・ラセター氏(ピクサーで『トイ・ストーリー』などを制作し、現在はピクサーとWDASのクリエイティブ部門を統括)が有名だが、彼らとともにWDASを率いるのが、アンドリュー・ミルスタイン・WDASプレジデントだ。キャットムル氏やラセター氏が主に作品作りを担う一方で、ミルスタイン氏が実務面を含めた全体を指揮する。
なぜヒットが増えているのか。気になるアナ雪の続編は? 来日したミルスタイン氏に聞いた。

「ストーリーがいいからこそ見に来てくれる」

――WDASからヒット作が増えているように思います。

WDASのビジネスの現状にはとても満足している。

ただ、奇策があるわけではない。最優先に考えていることは、「とにかく良いフィルムを作る」。That's It(以上)。それだけに全力を投入する。もちろん経済的な成功は重要ではあるが、いかに作品のストーリーを伝え、クオリティの高いものを作っていくか。そこに全力を投入することで、好循環が生まれていると思っている。

だいたい1本の作品作りには4〜5年かける。特に重視しているのは、作品のストーリーだ。ストーリーがいいからこそ、お客さんは見に来てくれる。そのためにはストーリーが織りなす世界観が大事になるし、魅力的なキャラクターを登場させる必要もある。表現するためのテクノロジーも必要だ。これらがすべてそろって、みなさんに受け入れられるフィルムが生まれる。

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