待望の「アナ雪」続編、気になるその中身は?

ディズニーがヒットアニメを生み続ける秘密

――WDASのプレジデントとして心がけていることは?

アンドリュー・ミルスタイン(Andrew Millstein)/フィラデルフィア出身。ハバフォード大学で人類学の学士号、南カリフォルニア大学で映画および人類学の修士論文提出資格を取得。1997年にウォルト・ディズニー・カンパニーによるモーション・ピクチャーズ・グループ買収によりディズニーグループ入り。現在はアニメーションスタジオの経営と制作活動の全般を指揮

企業の文化や風土を守っていくことだ。何か違う方向に行っているというサインが出始めたら、直ぐさま察知できるよう、常に注意を払っている。一つの成功が次の阻害要因にならないようにしないといけない。

――クリエイティブチームが作品の質を上げるためにおカネを使いすぎる、という懸念はないですか。

ジョン(ラセター=チーフ・クリエイティブ・オフィサー)は、世界的な成功につながった作品を数多く作り出している。

フィルムにかかるおカネは確かに安くはないが、その興行収入によって次の投資ができる循環ができている。かなり自由度のあるおカネの使い方ができる環境にはなっていると思う。

――『アナ雪』がこれだけ日本で受け入れられた理由は何ですか。

日本のことはあなたに聞きたい(笑)。世界的になぜこれだけ受け入れられたのかについては、私なりに2つの見解がある。

ひとつは「愛によっておそれに打ち勝つ」というコンセプト。これは世界のどこでも通用する。いかに愛が力強いものになっていくかというストーリーが、世界中の観衆に受け入れられたのだろう。

もう一つは人間の資質の問題を取り上げていることだ。人間は誰しも隠し事をしたり、疑い深くなったり、不安になることがあるものだ。それでも(自分らしく)「ありのままで」いることが大事だということを改めて提示した。

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