新入社員は「歓迎会」をどう乗り切るべきか 飲めない人でも「ビールで乾杯」自体が重要

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こうしたことを意識していれば、「最近の新人は自分の席に座りっぱなしで動かない。何で、こちらからお酌にいかなければならないの?」(アパレル勤務・28歳)、「学生時代の部活の武勇伝を延々としゃべってうんざり」(運輸・45歳)、「『なんかゲームやりますか?』『次行きましょう』と仕切っている。10年早い」(専門商社 40歳)、「早く帰りたそうな露骨な態度。そこまでして参加しなくてもいいよ」(メーカー・50歳)といった、先輩たちからひんしゅくを買うような態度をとらずに済むだろう。

座る場所については、新入社員は下座に座ることを心掛けたい。歓迎会の主役ということで、上座を勧められるかもしれないが、まずは辞退しよう。上座は奥まっていて動きにくい場所にあることが多く、ついつい腰が重くなるからだ。結果として「動かない新人」のレッテルが貼られる可能性がある。かたくなに上座を断る必要はないが、出入り口にも近い下座なら、行動的になり、やる気のある新入社員という印象を与えられる。

あいさつは、とにかく「頑張ります」で締めくくる

新入社員の歓迎会でつきものなのは、あいさつ。その基本も押さえておこう。必要な要素は次の3つだ。

1 自己紹介。名前はフルネームで言うのが正式だ。

(例)「今年の4月からこちらに配属になった東洋太郎と申します」

2 歓迎会を開いてくれたことに対するお礼と、そうした会を開いてくれたことに対する自分の喜びを述べる。

(例)「本日は、このような歓迎会を開いていただきありがとうございました(感謝の言葉)。このような会に参加できたことをたいへんうれしく思っております(喜び)」

3 今後の抱負を述べてあいさつの締めくくりにする。

(例)「まだまだ教えてもらうことばかりで、ご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、一生懸命頑張ります」

「ネガティブな言葉を最後にすると、『一生懸命頑張りますが、まだまだ教えてもらうことばかりで、ご迷惑をおかけすると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします』と、印象が大きく異なります。『頑張ります』とポジティブな言葉で締めくくるのがポイントです」(伊東氏)

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