【完全保存版】東電株主総会、全議事録(5) 3時間41分にわたるやりとりを、すべて公開

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3611番・男性: 私は3611番です。世田谷区からまいりました。まずですね、私は東京電力の株主です。このたびですね、福島の被災者に対してですね、一日も早い収束を願っております。謹んでですね、願っておりますもんですから。それで提案なんですけども、今までこれからですね、原子力の問題とか株価とかってそういういろいろな問題出てくると思うんですけども、私はちょっと視点変えましてですね、電線の地下化ということで提案したいんですけども、私の世田谷区にはですね、電線が何本あるかっていったら数えられないほどあるんですよ。

そういうのをですね、地下化にしてほしいと、こういう提案なんです。そのためにはですね、東京電力だけではだめです。水道局もあれば東京都もあればですね、それからNTTもあればそういったこと一同に東京ガスを含めてですね、一同にまとめてですね、そういう地下化等話し合ってですね、地下化にしてもらいたいなあというふうな思いなんです。

一説に聞きますと、東京電力はですね、これは私の目から見たもんではないですけども、各報道…私の目から見たものはないのではっきり申せませんけども、東京電力の格差をつけ…電力料金格差をつけていると。それは一般住民に対しては利益は80%、90%近い利益を得ていると。そして、ということは割高に支払ってるんだと。同じく電鉄会社に対してはほんとうに安い値段を提供してると。これはほんとうにね、おかしなもんであるからね、やっぱり公平にやってもらって、そしてむしろわれわれくらいにですね、よく高い電気料金を払っているならば、そういう利益を得たいと思うんですよ。

そういう点で一つね、東京電力さんだけでは無理ですから、ここに政治家の先生方がいらっしゃればよく勘案していただいてですね、町の電話、電柱をですね、外してもらえば失業者をたくさんこう、そういうとこから失業者を…やっていただいて、そういったものを加速してほしいです。それをぜひよろしくお願いします。

下河邉会長: ありがとうございます。出席番号3611番、世田谷からお越しいただいた株主様からご質問いただきました。他の事業会社と共同の形でのですね、電線ケーブルのですね、地下化、地中化への取り組みについてのお尋ねであったと思います。この点につきまして常務の武部よりお答えを申し上げます。

武部常務: 常務の武部でございます。お答えをいたします。ご指摘の通り電線の地中化につきましては、国の各省庁、各国道交通省、経済産業省あるいは総務省とか、あるいはその電線に載せておりますNTTさん、あるいは他の通信会社さんですね、そういった所とも協議をしながら、あるガイドラインを設けまして計画的に進めてきているところでございます。昭和60年代から着実に地道ではありますけども、少しずつ進めてきております。

ことによって当初は観光振興ですとか、景観問題のあるところを進めておりまして、最近はむしろ狭い道路でも安全性を重視した選定の仕方ですとか、対面通行ができるところで通行の確保、空間を確保するとか、いろんな視点で選定をしまして計画的に進めてきているところでございます。

今、後半のところで電気料金の差額のお話がございましたけれども、一般のご家庭に送っております電気料金につきましては、こういった電線を通って最終的にご家庭までつく。そこの部分の費用というのは例えば電鉄会社ですと送電の鉄塔から直接供給できるということもありまして、構成する原価が違いますのでどうしてもそういう単価が出てまいりますけども、そういう可能な範囲なところで協力をし、協議をしながら地中化を進め、環境の保全に努めてまいっているところであります。何とぞご理解をお願いいたします。以上でございます。

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