【完全保存版】東電株主総会、全議事録(5) 3時間41分にわたるやりとりを、すべて公開
亭主からも反対されました。それでね、ありがとうございます。それで来たんですよ。それでこういうことになってしまって本当にね、力が及ばないし、本当に私は申し訳ないと思う。福島の方にも刈羽の方にも、みんな申し訳がないと思う。で皆さん反省していないんですよ。刈羽の時も「大丈夫、大丈夫」って言って。福島の時もこういうことになってしまった。
で挙句の果てにね、自分たちのね、自分たちが悪くてゴミをまき散らしたんですよ、空にも水にも、川にも海にも。それでこのゴミ、あなたたちがね、例えばそのへんの奥さんがゴミをまき散らしたとする。「あなた、あなたのところのおうちで出したゴミだから集めなさいよ、片付けなさいよ」ってみんな言います。町会ではそんなことだったら大変です。(拍手)それをあなたたちは「知らない、知らない」ってしらばっくれて。「努力をしています、精いっぱいのことをしてます。被ばく労働者にも精いっぱいのことはします」って、口だけですよ。だから何十年も前にオオカミ電力って言われたんですよ。それどうするんですか。私たちは真摯に考えます。受け止めてます。じゃあゴミは敷地に入れなさいよ。(拍手)
あのね、私はね、去年孫ができて、私自分のことばっかり言ってほんと申し訳ありませんが、自分孫ができたんです。初めて孫ができてね、娘はね、「松戸は危ないから、放射線があるから来ない」って言うんです。そういうね、私は税金も払っているし、電気代も払っていますよ。そういうみんなの意見もちゃんと聞いてください。私は真面目に生きています。みんな真面目に生きています。
だけど経済じゃないんです、皆さん。私たちが20何年も前に嫌がらせで株主総会にね、お金がないのにここに来ていると思いますか。今日はね、会社も休んで来たんです。そういうね、そういう心を本当に人間としてあなたもね、下河邊さんもあと何年生きるか分からない。本当にね、本当に考えてください。私は今介護の仕事をしていますけども、本当に人間って何があるか分からない。命が一番大事です。あなたもね、皆さんも今まで「東京電力です」って胸を張ってたんですけれども、今、「私は東京電力で働いています」って言えますか。ちょっと言えないんじゃないですか。後ろ指さされ組になっちゃったんだから。本当にね、聞きたいことはたくさんあるんですけれども、私ね、ここの一番の動議は本当にね、皆さんの最後まで多分時間が、もうすぐ時間で最後まで質問は答えてくれないと思います。皆さんにもお時間があると思います。
何を言いたいのか分からなくなっちゃったんですけど。本当にもうちょっと…、ああそうだ。皆さんが、何て言うんですか。偉い方の皆さんが私たちみたいなそういう脱原発株主をどう思っているんでしょうか。私はね、あなたたちの良心だと思うんですよ。ね、白だな、黒だなと思っても言えないことってありますよね。お給料もらっているんですからね、いろいろ。だけど、なんだろう、私たちは別に嫌がらせでやっているわけじゃない。本当にまともな命のあれを言っているんです。はい、それをどう思っていらっしゃるか、本当に取締役の方々、一人一人にお聞きしたいです。お願いします。(拍手)
下河邉会長: 正式には入場表番号という数字だそうでございます。3527、松戸からお見えいただいた株主様からご質問並びにご意見を頂戴いたしました。それでは、ご質問お尋ねだったと思います。当社の原子力についてのですね、安全についての考え方、安全対策の点について、まず副社長の相澤よりお答えを申し上げます。
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