【完全保存版】東電株主総会、全議事録(5) 3時間41分にわたるやりとりを、すべて公開

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下河邉会長: 引き続きご質問をお受けいたしたいと思います。動議ですか。どういった内容の動議なのか、まずちょっと頭出しだけお願いいたします。(動議の内容確認中)動議というよりですね、議長のですね、議事進行に対するご注文ということで承りました。

ご発言の中にありましたですね、ご質問ということで挙手をされておられる、質問を希望されておられる株主様全員にですね、今日上程をしております議案のですね、採決に先立ってご指名を申し上げることが可能なのかどうなのか、どの段階までの質問をお受けするかはですね、議案の審議に必要な質疑がそれなりになされたかどうか、議長の私の方で判断をさせていただきますので、その点についてはご了解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。(拍手)

次のそれではご質問者、アリーナ席中央1ブロックで手を挙げておられるお方、正面の方ですね。お願いいたします。どうぞ。

662番・男性: 662番●●と申します。

下河邉会長: ちょっと混乱しました。もう一つ後ろの方の、はい。

662番・男性: 他の人だった。あれ。

3527番・女性: ありがとうございます。松戸から来ました。番号が…出席番号じゃないですよ、議長。入場表番号です、出席番号って言ってますけど間違ってますよ。3527です。松戸からまいりました。ここに立つのに20何年かかっております。私はね、チェルノブイリという事故がありました。あの時にお母さんたちがね、こういうことがあったら子どもは産まないみたいな運動をやったんですよ。で私もね、生まれて初めて、あっごめん質問ですよね。生まれて初めて市民運動とか…、私は別に危ない人でもなんでもないです。

3人の子供を産んだ普通のおばさんでございますが、どうしてね、私たちみたいな女がね、こういうとこに来るのか、私たちの頭とあなたたちの頭と違うのかもしれない。アベノミクスとかね、みんな経済でお金なんですよ。私たちは命の問題で来てるんです。(拍手)普通のね、私普通の人間として当たり前のことだと思うんです。私は当時3番目に生まれた子どもをおぶって本店に行きました。本店で皆さんたちはね、「大丈夫です、飛行機が落ちても大丈夫です」って言ったんです。

六ヶ所村だってね、「大丈夫です、水が漏れない、地下水とか漏れない」ってみんな言ったんです。あなたたちは20年も前に。あの頃私はまだもっと若かったけれども、言ったんですよ。「飛行機が落ちても大丈夫ですよ、原発は」。で福島で一度4(号機)でしたっけ。なんかあのリングが外れちゃったりした時も、「大丈夫です」って言ったんです、あなたたちは。で今度のは2年前です。あんな事故がなっちゃったんです。人災でしたよね。どうしてくれるんですか。(拍手)それでね、それで今度はまあ起きてしまったことはしょうがないとは言わない。私はほんとにね、20年…ちょっと静かにしてよ。20何年も前にね、こういうことを止められなかったっていうの本当にね、脱原発株主運動っていうの生れて初めてやりました。お金がないのに株も買いました。当時40何万円もしました。

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